琵琶湖へ ―魚類採集2

 
さあ、午後の採集です。
クーラーボックスの準備をしていたら、私含め数人がみんなより遅れをとってしまい、午後の一ヶ所目の採集にはあまり参加できませんでした。この一ヶ所目というのは去年はやらなかった場所です。とはいっても、タナゴが捕れる水路が本川横に流れているので例年行く場所です。
イメージ 1
この場所ではアブラボテやドジョウがかなり多かったようです。前回の採集地よりも結構離れているため、それまで見られなかったカワムツやタモロコが見られるようになるなどの魚種の変化がありました。
 
遅れてきたのでそんなにちゃんと採集する気も起きなかったのですが、とにかく暑いので川には入りました。
遅れた組の一人、バラムンディ氏と軽く採集しましたが、テンションが上がって来て余計に暑くなってきます・・・
とりあえず川にねっころがったりしますが、すぐ乾いてまた暑くなる・・・
 
イメージ 2
アブラボテ Tanakia limbata
この辺りまで来ると、タナゴはアブラボテのみになります。ボテは去年よりはちょっと個体数が減った気もします。
 
そしてちょっと場所を移動。さらに上流へ行きました。
とにかくアユが泳ぎまくっていて、ゴーグルで水中を見てみるとすぐ近くをうようよしているんですよ。私が居座っていても全然逃げないんです。でも網にはあまり入りませんが。
時間はあまりないですが、ちょっと水中撮影を。
イメージ 3
よく見るとアユが写っていると思います。奥のほうにはよく見えないですが、多分大量に居ます。
そういえば午前中は濁っていた水ももうほぼ透明だなと感じつつ、採集を続けます。
 
結構みんなが捕っているハス、私の網にも入りました。
イメージ 6
ハス Opsariichthys uncirostris uncirostris
婚姻色が凄くきれいな個体と、銀白色の個体とがいました。
 
イメージ 7
ニシシマドジョウ Cobitis sp. BIWAE type B
毎年見ていますが、やっぱりヒガシシマとの大きさの違いに驚きます。
 
そしてトウヨシやドンコ、ウキゴリなどを捕って行く中、先ほども出てきたバラムンディ氏がフナを捕獲!!!
ギンブナです。
それも160mmを超えたくらいのいい大きさ!うわぁ~良いなあ。
 
そして直後、私の網にも入りました!!
イメージ 4
ギンブナ Carassius sp.
かわいいいい
 
採集も終え、陸に上がると草むらにヘビがいるのを見つけました。シマヘビのようです。追い詰めたものの逃してしまいました。そんな時ふと自分の足をみると・・・
 
うわああああああ、ヒルがついてるうううううう!!
ぱんぱんに膨らんだヒルが足首についていました。とっさヒルを地面に落としましたが、その後血がだらだら出てきます。ヒルにやられたのは今回が初めてではないので、前みたいにちょっと待っていれば止まるだろうと思っていたのですが、全然止まらない・・・
ヒルが付いていた時間が長かったせいでしょうか。
足を見た部員が皆引いていきます・・・
イメージ 5
こちらが流れ出ている様子。ヒルは傷口に痛みは感じないので、見た目ほど本人は苦しくないんですが、止まらない血は困ります。結局夕飯中まで出続けました。
 
 
 
そんな感じでこの日の魚類採集は終わりです。
 
 
 
【午後の成果】(全体)
・オイカ
・ハス
・アブラハヤ
・タモロコ
・ギンブナ
・アブラボテ
・ドジョウ種群
・ニシシマドジョウ
・ウキゴリ
・ヌマチチブ
・ドンコ
・トウヨシノボリ
・カジカ湖沼型
・アユ
・スナヤツメ北方種または南方種
 
 
◆バックナンバー   2012琵琶湖
琵琶湖博物館編