多摩川水系魚類採集 10/14

今日は川に行ってきました。
 
10時半ごろ家を出て、のんびり現地へ。何回か行った事のある場所ですが、この季節は初めてじゃないかと思います。
 
ちょうど一時間位で現地着。昼飯を食べ、川の様子を見回りました。
到着した時、川には先客が。
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すぐにどこかに飛んでいきましたが。
 
用水の取水が終わった影響で、今まで来た時とは水の流れが変わっていました。前は流れていたところは今は水溜りに。しかし、この水溜り(といってもけっこう広い)には魚が大量にいます。大体がカワムツの幼魚のようですが、ちょっと覗いてみることに。
 
よくみるとカワムツ、オイカワの幼魚以外にも、ヨシノボリ類も大量に見られました。他にもカマツカなんかがいました。
かなり魚がいるし水も澄んでいるので、久しぶりに水中撮影でもしようかということで、採集は控え、撮影することに。良い感じに日差しもでてきました。
 
この水中撮影が思った以上によく撮れ、30分くらいしてました。これについては別記事で詳しく書こうと思います。
 
撮影中には、タモロコやアブラハヤ、ウグイ、ニゴイ、ムギツク、オヤニラミ、コイなどもいることが分かりました。
かなり良い写真が撮れたので満足。まだ採集は全然してませんでしたが。やはり、容器に入れた魚、陸上にあげた魚よりも、自然に生活してるところの写真が一番美しいんだと思います。もちろん同定するための撮影などは別の話ですが。
 
水溜りで捕れた魚の一部↓
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カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus
ヨシノボリ類はよく見たところ、全てカワヨシでした。網に入っただけでもこんなに(実際にはもうちょっと)。
 
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モツゴ Pseudorasbora parva
めったに見ないサイズ
 
撮影もひと段落し、採集へ。本流に行きました。
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今回の採集は、実は今度部で行う採集の下見のために来たものなので、がっつり捕るというよりはどんなもんかというのを見る程度でした。まぁ採集はしたわけですが。
 
捕れたのはカワムツやムギツク、ヒガシシマドジョウなど。
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カワムツ Nipponocypris temminckii
カワムツは数は多いですが、みんな幼魚ばかりです。大きいのなんて上の写真のくらい。
 
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イカワ Zacco platypus
最近オイカワ成魚が捕れることが多い気がしないでもない。
 
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ムギツク Pungtungia herzi
ムギツクは、水溜りも含め、けっこう捕れました。小さめの個体ばかりでしたが。
 
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ギバチ Pseudobagrus tokiensis
水溜りとこの場所では3匹捕れました。みんな同じようなサイズですね
 
 
この場所では一応捕れること分かったので、ちょっと下流に行ってみました。
 
今日来る時にいい感じの場所だなぁ、と思った場所へ。
採集してみると、オヤニラミや大量のギバチが。オヤニラは今日は視認しただけだったので、捕ったのは今日は初めて。ギバチはさっき捕ったやつらよりは一回り小さいものの、数が多い。ひとすくいで3,4匹入り、その後も何匹も捕れました。いるところにはやっぱりいるもんなんですね。
 
この場所は本流に流れ込んでいる小さな水路です。雨がぱらついてきていたし、時間もなかったので細かくは採集しませんでしたが、上流にむかって捕って行きました。
 
上に行くとアブラハヤがたくさんとれるようになってきました。成魚もかなりいましたね。アブラハヤだけでなく、カワムツの幼魚も、そして今日はまだ捕れていなかったジュズカケハゼ関東固有種もいました。
ただ、この水路はあまり気持ちのよくない藻がたくさんあって、そんなに網を入れる気にもならない・・・
 
そしてなんと、アブラハヤに混じってタカハヤが捕れてしまいました......
この辺にはタカハヤは居ないものだと思っていたのですが、どうやら支流には生息しているよう。また詳しく調べなきゃ・・・。
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オヤニラミ Coreoperca kawamebari  (とタカハヤ Rhynchocypris oxycephalus
 
この場所での成果の一部
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ということで今日の採集は終わり。
 
【成果】
・オイカ
・アブラハヤ
・タカハヤ
・ウグイ(視認のみ)
・ニゴイ(視認のみ)
・タモロコ
・ムギツク
カマツカ種群
・コイ(視認のみ)
・ヒガシシマドジョウ
・ドジョウ種群
・ギバチ
・ウキゴリ属の一種(ジュズカケ関東種)
 
たぶんこれくらい。
種類多いなぁ。視認を含めてるというのもありますが。