サンショウウオ見に新たな地へ 6/23

試験もだんだん近づいていた6月23日。
西多摩の山に行ってきました。久しぶりにサンショウウオ観察です。
今回はこれまでに行ったことのないところへ。この季節に行くのも初めてですかね。

部でお知らせして行ったのに結局来たのは私と後輩のコム氏の二人だけという恒例のパターン。おかしな話です。

今回はいつもの季節とは違うため、山は植物も動物もかなりにぎやかでした。あと歩いたところがひたすら広葉樹だったので、雰囲気が全然違いました。いいですね、この陽気は。
いや~、ホント、今回の場所は歩いてて心地よかったですよ。天気や気温、生物の数も関係してるでしょうが、やっぱり景色が違ったっていうのも。
向こうはヒグラシ的な鳴き声がかなりしてました。あとは昨夏の採集旅行で聞いたキュアコマキの鳴き声に似た声も混じって聞こえてましたね。結局なんだったのかよくわかりませんが。

道中、鳴き声以外にもいろいろ見ながら行きました。
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ヤマカガシのヨウダ
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アズマヒキガエルか何かのおたま

まぁしばらく歩いて目的地近辺に着。
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しばらく巡り巡って、可能性のあるひとつの沢に行き着きました。ていうか思ってたのと様子が違ったのでここへ来るまで少々時間を要しました。
今回はハコネサンショウウオを見る予定でいて、成体も見られたらいいね的な話もしてました。

まぁ私はいつも通り幼生探しでもして、成体は見つけてもらおうというスタンスで今回も。
さすがに幼生探すのも慣れてきてます。

まぁ初めはサンショウウオは見られず、川虫とかなんとかゲンゴロウ的なやつくらいしかおらず。どんどん上っていきました。
するとコム氏がこんなものを
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うわ、これはすごい。ちょっと、というか結構びびりました。いろいろこれを見つける前に不吉な話とかもしてましたのでね。
あとこの辺りで空気ががらっと変わって、辺りがかなり暗くなってきたり、いつの間にかあれだけ鳴いていたセミの声が聞こえなくなっていたりと、なんだかなぁという。

さらに沢を登ってくと、幼生が見られるようになってきました。おお、この沢サンショウウオいるか。よかった。
ただ、種類は思っていたハコネではなく、ヒダでした。殆どが2年目の個体だろうかというサイズ。
1,2匹生まれてすぐのもいましたね。
今までは沢は凍っているレベルに寒い時が多かったんですが、この季節ということで、沢の水が気持ちよくて採集もしやすかったです。ちょっと暗くてよく見えなかったんですが。

なんか今回ので幼生をとるのはかなりしっくりくる感じで要領を得られた気がしました。ここまで慣れればもうOKじゃねって感じに。

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結局10匹くらい捕れ、今日はおわり。コム氏は成体を狙っていきましたが、今回は見つけられなかったそうで。もうちょい上流に行ってみればいいかもという話もしました。

近いうちに再び訪れるんじゃないですかね。ええ、けっこう近いうちに。どっかの政治家みたいに近いうちにと言っておきながら引き伸ばしたりはしないと思いますよ。