2013伊豆採集旅行 海

この前伊豆の川でのことを書いたので、次は海編。
無駄に色々長々と書いてますが、ただ思い出を書き残しておきたかっただけなので、軽く流すこと推奨

磯に到着早々、私らを待ち受けていたのは
フナムシ(以後フナム氏と表記)

なんだよこの数。いままで海に行くとちょろちょろいて嫌だなぁとは思ってましたが(というかかなり嫌い)、これだけの数になってしまうと、もう妥協せざるを得ないというかなんというか。

ぱっと見そこまで居なさそうな場所に荷物を置き、水の中へ。一応人が近づくとフナム氏の集団は避けるようにワーーッと捌けてくれるので襲ってくるとかはないし、水の中には一応いないので、いざ海水に浸かってしまえばなんとかなるかなっていう。


陸上のことはともかくとして、水中はどうかというと、まず水が綺麗。雰囲気もすごい清らかというかなんというか。そして魚も大量。しかもカラフルな魚ばかりで、すごい。
ゴーグルを持ってたので、ちょっと顔をつけて水中を見てみたら、あまりに綺麗な光景が広がってるので、そのまま水の中の世界を眺めてたりも。一応水中の写真も撮ったんですが、撮るよりも見ていたかったのでそんな綺麗に撮れてないんですよね。まぁ魚が写ってたやつを適当に貼っておきます。

目立っていたのはベラの仲間やカゴカキダイ。ベラは大きいし色んな色のがいたので分かりやすかったですし、カゴカキダイは黄と黒の縞々で目立ちすぎですし。

イメージ 1
イメージ 2
最初は網で採集。色々とハゼとかなにかの幼魚だとかをとって、あとはイセエビ的なのの抜け殻だか死骸だかを拾ったり、その辺に普通にかわいいクサフグがいたので網に入れたりと、まぁまぁ良い感じに捕れたので、その後はモリで捕るのに移行。素潜りが「あまちゃん」なのに対し、モリは「モリサマー」って呼ばれてました。ノリで。

ゴーグルつけてひたすら水中を眺め、モリで刺すというのをしました。半分水中を眺めるのを楽しんでいるようなものでしたが。そんな上手くいかないですけどね。カゴカキダイだけはなぜかモリに寄ってきて、基本逃げませんでした。そのおかげでとれましたし。

それで、ちょっと場所変えたりしてる頃には潮が満ち始めてきていて、一旦昼飯休憩。と言っても休憩といえる状況ではなく、フナム氏との戦いに突入。ちょうど岩で休んでいたフナム氏が、潮が満ちてくるのと同時に大移動を始めていたんです。それで荷物置き場にも大量に侵入してきて、大変でした。

その後はフナム氏の観察へ。どうせなら生態をじっくり見ようじゃないかということで、後輩のプロデューサーさんと観察してました。
フナム氏に関する知識とか全く持ってない状態からの観察です。
まず感じたのは、フナム氏はそれぞれがやみくもに動いているわけではなく、なんらかの方法で意思疎通して集団で行動しているということ。集団が列になって水に浸からないほうへ一斉に動いていたんです。

あとは、フナム氏は水には極力入らないようにしているため、石と石の間を短距離なら飛ぶこともできるという意外な事実。でも水に入ると溺れるというわけでもなく、水中を這うこともできるし、泳ぐこともでき、かなり万能と言うことがわかりました。しかし、水中ではすぐに魚に食べられかけてましたので、それが嫌で極力水には入らないようにしているのかもしれません。
ちょっとモリで突いたぐらいじゃ死なない強靭な肉体ですしね。

とにかく暫くの間、群れを見守ったりフナム氏のルートを遮断したらどうなるかなどして様々なシチュエーションでの行動を見たりしてました。他の人はペットボトルやスプレーでフナム氏をあれこれしたりも。
フナム氏と強制的に共にしたわけですので、色々知ることが出来ました。気持ち悪いことには変わりないんですが、前よりは何か見る目が変わったことでしょう。

フナム氏の移動が完了するとほとんどまわりに現れなくなり、後輩(1名)が浮き輪で遊びに行くというのでそれについて行くことに。
イメージ 3

満ちて広くなったところで泳ぎました。この日はうねりで波が高かったのですが、磯の内側なので穏やかでした。モリサマーはやったので、今度はあまちゃんをやってみようかなということで、素潜りで何か捕ろうと言うことに。あまちゃんと言えばウニだろうってことで、ウニをとってみることに。見つけはしたんですが、穴にはまってて残念ながらGETならず。あまちゃんってやっぱり大変ですね。

という感じでしばらく泳いだ後は、バスの時間になり退散。今回は色々できてよかったです。個別の種類ごとに詳しく見るということが出来ず、ただ遊びに来ただけみたいになっちゃいましたが。