PCR実験講座に参加した

今日は東京生物クラブ連盟さん開催の「PCR実験講座」に行って参りました。
 
この講座は、DNAをPCRによって複製し、鑑定するというもので、今日は「酒に強いかどうか」について調べました。
今回私は自分のDNAを採取する機会を得られ、酒に強いかどうか遺伝子を調べる事が出来、明らかになりました。
この講座では講義でかなり詳しい事を学びましたが、情報量が大量のため、大部分を省略し、実験をしたことを中心に紹介いたします。
 
酒に強いかというのは、酒(エタノール)を酢酸などにまで段階的に分解する過程で必要な「ALDH2」の働きが正常なものなのか変異が起きて欠損しているのかを調べることによって分かります。これが変異型だと分解が遅れます。今日はそれを調べるにあたって、人から採取した口腔内粘膜の細胞からDNAを抽出し、PCRをし、最後に電気泳動という作業をし、酒に強いか弱いかを明らかにしました。
 
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本日私たちが使った主な器具
エッペンドルフ社の素晴らしい機械を使用させて頂いた。
 
頬の裏から口腔内細胞をとったあとは下の機械でDNAを抽出した模様。
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DNAをいろいろなものと混ぜ、その後機械がPCRを行いました。
 
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最後は上の機械で電気泳動をしました。
 
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いろいろ細かい点は省略させていただきましたが、結局結果は上の通りになりました!
 2列で1人分なので、私の結果はで囲んだところに現れています。上と下で現れ方に違いが有ると思います。
 
この写真の場合、黄色い部分が
・上は薄く下が濃ければ酒に強い人 (正常・正常)
・両方とも濃ければ酒に少し弱い人 (正常・変異)
・上が濃く下が薄ければ酒は完全に駄目な人 (変異・変異) という風になっています。
 
ということで私は酒にかなり弱いという結果が出ました。
 
遺伝子を調べてこんな事が分かるなんて凄い時代です。
 
10時~17時すぎにまで及ぶ長い講座でいい経験をしたあとは2次会へ。
そして帰りが夜10時という遅さ・・・
けっこう疲れましたが、明日が学校・・・・・・・・