本栖湖にクニマス×ヒメマス個体か

本栖湖クニマス遺伝子のマス            NHK 07月14日 22時35分

おととし山梨県にある西湖で見つかったクニマスと見られる魚をテーマにした市民講座が山梨県笛吹市で開かれ、京都大学の研究グループが富士五湖の1つ、本栖湖クニマスとヒメマスとの交配でできた可能性のあるマスが見つかったことを明らかにしました。
この市民講座は日本魚類学会が開いたもので、クニマスについて研究を続けている各地の大学教授などがこれまでの研究成果を発表しました。
この中で京都大学の中山耕至・助教富士五湖の1つ、本栖湖のマスを調べた結果2匹がクニマスの遺伝子を持っていたことを明らかにしました。
このマスは本栖湖の漁業者から提供されたもので、クニマスとヒメマスとの交配でできた可能性があるということです。
同じ研究グループで京都大学総合博物館の中坊徹次・教授は「本栖湖で見つかったマスは交雑した種類の可能性が高い。なぜ交雑したのかはわからず、引き続き調査が必要だ」と話しています。