12/16 多摩川水系魚類採集

今日は多摩川に行ってきました。部活でやっている定点調査地点のひとつです。

今日は衆院選投票日でしたが、そんなことは関係なく多摩川にはけっこうな人がいました。
予報で暖かいと言ってましたが、実際かなり暖かかったです。午後は風が出てきて寒かったですが。
具体的には16日の最高気温は、青梅で18.2℃(11月上旬並)、八王子で17.6℃(11月上旬並)、府中で18.0℃(11月上旬並)などとなっており、軒並み平年と比べて6~7℃ほど高くなったようです(気象庁HPより)。

さあ、そんなことはさておき、今まで行方不明だったウェーダーが昨日発見されたのですが、昨シーズンに使ってから何も手入れをしないで狭いところに収納されていたため、悲惨なことになっていました・・・

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黄色い染みが全体に。気持ち悪い
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フェルトが・・・
おそらく無理やり収納された結果、長期間曲げられて一定部分取れてしまったのでしょう。

あと、強烈な臭い・・・
まあ酷いものです。私がちゃんと管理していなかったせいです、はい。

一応水が大量に入ってくるわけではないので(つまり靴下がびしょびしょになる位には入ってくる)、このウェーダーを使いました。

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暖かな陽気のおかげで採集は寒さを感じず、快適に行えました。川の中はそんな陽気には作用されず、冬です。
魚たちのいる場所、動きも冬モードなので、採集も今までとは変えながらやっていかないといけません。
冬は魚が集合しているところを狙って文字通り一網打尽にするという楽しみがあるわけで、今日はテトラポッドのあたりなどでかなり大量の群れ(オイカワなど)を見つけはしたのですが、大して捕れず。
ダメですね、もっと上手く出来るようにしないと。最近採集してなかったので、なんか鈍っていたのもあるかもしれません。

そして魚はというと、ウグイ、オイカワあたりがかなり多かったです。ウグイが増えてきたというのが一番冬を感じますね。
捕れるのは幼魚がかなり多かったです、3~5cmの。種類はいろいろで、オイカワウグイカワムツアブラハヤタカハヤカマツカ種群ヒガシシマドジョウギバチなどは幼魚が多かったです。なんか羅列したら意味不明になってますが、まぁ気にしない。成魚もいましたけどね。
ほかはカジカ大卵型やアカザ、スナヤツメ(北方か南方種)、コイなど。
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ウグイ(部員の皆さんのを集めたもの)

私が調査を進めているアブラハヤとタカハヤに関しては、今日は個体数もけっこう多く、両者を詳しく調べられたので、いいデータが取れました。棲息の傾向についても分かってきた気がします。
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タカハヤ(尾鰭奇形)

あと、同時進行で行っているヨシノボリ類生息状況調査では、今回は全てカワヨシという結果に。
想像以上にトウヨシはカワヨシに置き換わってきているのでしょうか。


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今日の個人成果 といってもよく分からない。

【成果】(個人)
・オイカワ・・・20~
カワムツ・・・20~
・ウグイ・・・40~
・アブラハヤ・・・5~10程度
・タカハヤ・・・5~10程度
カマツカ・・・5程度
・コイ・・・1
・ヒガシシマドジョウ・・・10程度
・ギバチ・・・1
・アカザ・・・6
・カジカ大卵型・・・10程度
・スナヤツメ(北方種or南方種)・・・1

ほか、ウキゴリ属の一種(ジュズカケ関東)、ゲンゴロウブナなど。