多摩川水系魚類採集 08/08

昨日、8/8は部の採集に行ってきました。生態調査をやっているポイントです。
 
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多摩川は、遠征に行った時よりは涼しく、水もちょっと冷たいように感じましたが、だからといって寒いわけではありません。
 
この地点は最近あまり捕れないという印象の強い場所となっていますが、今日は魚影がありました。これは期待できそうです。
岸辺でとれたのはアブラハヤ、タカハヤなど。両種ともに捕れました。アブラの方が数では多いですが。
そのほか少数ではあるものの、ヒガシシマドジョウやムギツク(どちらも2cmくらいのかわいいサイズ)、カマツカ、ジュズカケハゼ関東固有種、モツゴなどが捕れました。
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ウキゴリ属の一種(ジュズカケハゼ関東固有種) Gymnogobius sp. 
 
そういえば、草むらではスナヤツメ(北方種or南方種)のアンモシーテスが捕れたのですが、網に穴が開いていて逃げてしまったんですよね~
新しい網はもう穴だらけに。やっぱり頑丈な網じゃないとなぁ。琵琶湖に行くまでには探しておきたいところ。
 
石の場所ではカワヨシとカジカ大卵型の二種が捕れました。他の人はアカザもとっていたり。
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綺麗な♂
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カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus
この場所のヨシノボリはみなカワヨシのようです。いつからこうなったかは不明。かなり定着からは時間がたってる気がしますが。
ほかの場所ではこんなにいないと思うんですがね。アブラハヤ、タカハヤの調査の後は、ヨシノボリ類の調査をしたいなぁと思う昨今。どうせなら同時進行にすればいいかな。
 
ほかの人が捕ったものとしては、
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オヤニラミ Coreoperca kawamebari
が一匹。
最近、結構多摩川水系のやや下流側でオヤニラミを捕ったという話を他の人から聞きました。何度かあった大雨で繁殖地から流れ出ているのでしょうか。
この地点は昔からいるところです。多分この辺りにも繁殖場所があるんじゃないかと思います。というかあります。
 
あと、魚以外で行くと
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ハイイロゲンゴロウ Eretes sticticus
過去、多摩川本流では見たことのある種ですが、ここでは本種どころかゲンゴロウ類なんて見ませんでした。
しかし、昨日はハイイロゲンゴロウが水溜りで大量発生。
 
 
結構色々な種類が見られたので満足できる採集でした。
 
【成果】(個人)
・オイカワ・・・数匹
カワムツ・・・数匹
・アブラハヤ・・数匹
・タカハヤ・・・数匹
モツゴ・・・1
・ムギツク・・・10くらい
カマツカ種群・・・1
・ギンブナ?・・・1
・ヒガシシマドジョウ・・・4
・ウキゴリ属の一種(ジュズカケハゼ関東型)・・・5
・カジカ大卵型・・・3
・スナヤツメ北方or南方種・・・1
 
ほか、ギバチ、ホトケドジョウなど