多摩川水系魚類採集 2013初 1/7

今日は冬休み最終日。今年まだ川に行ってなかったので、一回ぐらいはやっておこうということで行ってきました。
まだヒメハヤ属魚類の調査が終わってなかったので、今日もその一環。
ある多摩川水系の河川ではこれまでアブラハヤしかいないのだろうと思われていた中(私の仮説において)、以前の調査でタカハヤがごく僅かアブラハヤに混じって捕れた支流があったので、今日はその川の上流側に行ってきました。

出発は11時半過ぎ。昨夜はおやすみ日本 眠いいね!を見ていたんで、朝が遅くなりました。
今日目指した川は近くに電車が走ってなく、バスを使うと往復1000円以上かかるので、自転車で行きました。100mくらい高低差があったんで、疲労はかなりのもの。緩い傾斜の坂って地味に疲れますよね。
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意外と時間はかからず、1時間くらいで一箇所目に到着。水がたまっているところは魚影でいっぱい。
段差で出来た滝つぼみたいなところには大きめの魚も含めてかなり泳ぎ回ってます。なんか冬の割に動きが良い気もするな・・・ 

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川に流れ込んでいた小さな沢は凍っていました。日陰なので溶けずに凍り続けているようです。

時間もないので採集開始。
まずは滝つぼの辺へ。網に入ったのは大量のカワムツ幼魚。ちょっと深いところにいた大きめの魚を捕ったところ、こっちはウグイでした。大体この二種で、あとはヒガシシマドジョウが一匹、ほかはエビ、川虫など。
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このウグイはなかなかな大きさで、この冬最大サイズかな。といったところ。

そしてそのちょっと上流へ移動。若干流れがあって、枯れ草が茂っているようなところ。
ここではカワムツが主な中、アブラハヤが捕れました。一応今回の調査の対象ですから、捕れてくれてよかった・・・。アブラハヤは成魚サイズの個体が何匹も捕れたので満足。タカハヤは一匹も混じっていなかったです。
アメリカザリガニがこの場所では何匹も捕れました。
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なんか捕るの久しぶりな気が。どこにでもいるイメージが強いですが、なんだかんだで棲息していない場所もけっこうあるんですよね。それは山地に近いからか?

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そして今度はコイツが突然網に入ったのでちょっとビックリしました。
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というかなんだこの色。最初見たときは気持ちわりーー。って感じでしたが、まぁよく見れば別に。
すごい赤くて黄色い。普通こんなに色ってあるものなんですか?
私カエルはそんな詳しくないのでよく分からないですが、ヤマアカガエルとのこと。

さらに上に進むと、また水の流れがなく、水深もけっこうあって、枯れ草で覆われたような場所になりました。
よくみると草の合間にニジマスの死体があったりもして。40cmくらいあったんじゃないかというサイズ。

さぁ、そして魚はいたのかというと、いました。網を入れたら大きな魚が10匹弱入って、うわぁぁ!みたいな。
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いっぺんにデカい個体が何匹も入ると嬉しいですね。なかなか最近はこういうことなかったんで。
入った種類はアブラハヤ、カワムツ

と、まぁこんな感じで満足のいくように捕れたのでこの辺で終了。
今日の採集は、個体数は最近の結果と同じような感じで特に驚くようなものじゃないですが、大きな個体が何匹も捕れたのは満足。
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主な成果
今日はあまり幼魚を袋に入れなかったというのもあって、サイズが皆大きめな気がする。

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アブラハヤ
良いサイズが多くてよかったな。
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カワムツ(大きい個体のみ)
こういう個体が何匹も捕れると嬉しい。

で、撮影とかいろいろしているうちに気付けば時刻は15時過ぎ。もうこんな時間だから帰った方がいいようにも思えます。がしかし、今日の調査でこの川は終わらせたい。ということで上流へむけて急いで移動。
また坂を上っていくと、いつの間にか川は道路との高低差で立ち入り難い状況に。しかも水が枯れている・・・

ということは、タカハヤが仮にいるとすれば、さっきの採集地で捕れてもおかしくないんじゃないか。きっとそうだろうと結論付け、もう帰ることにしました。日没までに帰るのが目標でしたが、引き返し始めたときにはすでに15時40分くらいでしたから、間に合うはずもなく、寄り道しながらのんびり帰宅・・・。

【成果】(袋に入っていた数)
カワムツ・・・50~70
・ウグイ・・・15~20
・アブラハヤ・・・45~55
・ヒガシシマドジョウ・・・1
ニジマス(死体)・・・1
ほか、アメリカザリガニ、ヌカエビなど


1月8日 一部修正