記録的大雪 2/8


気象概況東京管区気象台気象速報より)
 2月6日09時に東シナ海で発生した低気圧は 発達しながら本州の南海上を北東に進み、8日午後には伊豆諸島付近を通過して9日午後に三陸沖に達した。
 また、関東地方の上空1,500メートル付近は-6℃以下と平年を下回る寒気に覆われていた。この低気圧と上空の寒気の影響により、東海地方や北陸地方では7日夜から、関東甲信地方は8日未明から雪が降り始め、低気圧が関東地方に接近した8日午後には雪が強まり大雪となった。
 主な地点の最深積雪は、河口湖で65センチ、松本市沢村で49センチ、甲府と熊谷で43センチ、千葉市中央区で33センチ、千代田区大手町では27センチとなった。
 なお、千葉市中央区では1966年の統計開始以来の極値を更新し、千代田区大手町では45年ぶりに25センチを超えるなど、各地で記録的な大雪となった。

積雪推移(自宅)

庭の地面、板の上、庭の塀、玄関の塀、車の上、家前の道路で観測した。そのうち、車の上、庭の地面についての積雪の深さの推移を示したのが以下のグラフ。
今回(2月8日)のほかに、2011~2013年の最も積雪した日のグラフも合わせて載せた。今回については、庭の板上の記録も示した。
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雪は8日午前2時に降り出し、3時ごろから積雪を始めた。午前中のうちに積雪は10cmを超え、その後も過去の雪とは比べ物にならない速さで積雪し、各所で30cmを超えた。夕方以降はところによって40cmを超え、庭の地面では最高で35cmを観測した。22時以降は雪が弱まり、気温も上昇したため雪は積もらなくなり、24時ごろからは小雨に変わった。

今回は道路の上にも30cmを超える雪が積もった。雪掻きはいくらやっても一瞬で積もってしまう勢いだった。

いつもは雪が積もるときは0~1℃であることが多いのに、今回は気温が低く、-2~1℃である時間が長かった。そのため、雪質がいつもと異なり、とても乾いた印象だった。積雪後もほとんど溶けなかったため、べちゃべちゃすることがなかった。

初めは15cm定規を使用していたが、すぐに使い物にならなくなり、その後は30cm定規で記録を続けた。しかし30cm定規も使い物にならなくなり、深すぎて30cm以上の記録は精度が落ちている。庭板上の22時の記録が点線で示されているが、これは特に値への信頼度が低いことを表している。

ちなみに車の上に40cmほど積もっていたころ、30cm定規は雪に挿したまま行方不明となった。翌日、雪下ろしの際に無事発見された。

過去の積雪記録
鮒次郎宅にはここ数年の積雪記録しか残っていない。
○ここ数年の記録(庭地面)
・2011年2月14日…10.0cm
・2012年2月29日…16.5cm
・2013年1月14日…10.0cm
2012年は、車の上で21cmという記録がある。

八王子市天気相談所が1958年から2009年までの記録を残している。
以下、この毎年の記録の中で、積雪が20cmを超えた年一覧
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これを見ると、30cmを超えるような雪は3年しかなく、40cmには1968年しか達していない。今回は40cm前後の積雪となったため、1968年に匹敵する積雪であったのだろう。
ただし、八王子とは観測地が違うし、そもそも自宅の観測環境は基準を満たしたものではなく参考程度にしかならないため、詳細な比較は行えない。

写真
8:20 庭
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12:00 庭
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14:00 大通りの様子
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14:15 庭、塀
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15:00 家の前の道路  30cm以上積もったため、いったん雪掻き開始
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17:30 車
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22:10 庭、塀
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