ムサシノジュズカケハゼ

 
ムサシノジュズカケハゼ   武蔵野数珠掛鯊
 
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多摩川水系産(♀) 本種は♀に婚姻色が現れる。写真の個体はやや婚姻色がでている。
 
 
ムサシノジュズカケハゼは、従来の「ジュズカケハゼ」に含まれていた種です。のちに、関東地方の大河川に分布する個体群は暫定的に「ウキゴリ属の一種」や「ジュズカケハゼ関東固有種」等と呼ばれるようになり、ジュズカケハゼとは別種の扱いとなりました。
その後、ムサシノジュズカケハゼという和名がつけられましたが、まだ学名は決まっていないようです。
このほか、従来のジュズカケハゼに含まれていた別種としてコシノハゼやホクリクジュズカケハゼなどが知られています。

環境省の第四次レッドリストでは、「ジュズカケハゼ関東固有種」は絶滅危惧ⅠB類に指定されています。多摩川には場所によっては多数棲息しており、普通種のイメージがあります。
 
 
スズキ目(Perciformes)
ハゼ亜目(Gobioidei)
ハゼ科(Gobiidae)
ハゼ亜科(Gobiinae)
ウキゴリ属(Gymnogobius
ムサシノジュズカケハゼ(Gymnogobius sp. 1)
 
 
全長 約5cm
那珂川・荒川・多摩川利根川水系中流に分布。