西表遠征5(終) ―パイヌアナコマキ

○26日(後編)
さて、26日の続きです。
 
川で見かけた生物
水中撮影したら微妙に写り込んだ個体
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ユゴイの仲間っぽいのが多数泳いでいるのが見えたのですが、この写真の個体がなんなのかは私にはわかりません。
 
こちらは小さいですがオオクチユゴイ Kuhlia rupestris
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本当は時間をかけて水中撮影したかったんですが、時間の都合でほぼ撮れず。
ナガノゴリ Tridentiger kuroiwae
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シマヨシノボリ琉球列島集団 Rhinogobius nagoyae
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クロヨシノボリ琉球列島集団 R. brunneus
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綺麗ですねえ
 
ナンヨウボウズハゼ Stiphodon percnopterygionus
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♂の橙色型の方ですね。奄美で♀は捕りましたが、♂を見たのは初。
 
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八重山列島に分布するミナミヘビトンボ Neochauliodes sp. って138が言ってたかな
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時間があったらヒメドロとかもしっかり探したかったんですが、時間がない。
16時にお迎えの車が来るという話だったので、それに合うよう河口部へ。
 
皆でわいわいフィールドに出るのも楽しいですが、こういう一人で知らない土地をブラブラしたり探検したりするってのもまた違う楽しさがあっていいですよね。マイラ川、とても楽しかったです。
 
さて、コマキ&改二チームと合流。なかなか見つけるのが難しそうだと見込まれていたキムラを無事発見していました。
イシガキキムラグモ Ryuthela ishigakiensis
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イリオモテキムラグモ R. tanikawai を別種とするかシノニムとするか複数見解があるようですが、ここではイシガキということにしておきます。
発見できたとは言え、他のキムラに比べると巣の数が相当少なかったそうで、色々と謎が多い。
 
138を回収しつつ、宿へ帰還。
夕飯は行こうと思っていた食堂がキビ刈りのために臨時休業していたため、飲食店目指して遠くまで行く羽目に。
やっと見つけた店では、沖縄県の魚であるグルクンの唐揚げなどをいただきました。
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グルクンって標準和名でいうタカサゴのことらしいですね。美味しかったです。
 
夜はライトラコマキ。蛾を愛でました。
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アンモニア注射 is good.
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最後の夜は酒を交わしながら色々会話、と思いきやなんか色々と大変なことになった気がしますが、私はあまり覚えていない、ということにしておきましょう。
 
 
○27日
船で石垣島へ。昼は石垣牛などを食べ、空港へ。
アナコマキ@石垣空港
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コマキさんとは石垣でお別れ。我々は中部へ飛び、帰宅。2週間に及ぶ南西諸島遠征終了です。
まあ言うまでもなく、南の島々は楽しいところでした。奄美は今回が2回目ですが、2回目だからと言って新鮮味に欠けることなど一切なく、むしろ島の事情を色々と理解してきた2回目だったからこそ楽しめたことも多々あったと思います。
西表というか沖縄県に上陸したのは今回が初めてでした。こちらもまたこれから何度も行きたくなるようなところですね。
まだまだ見たい生物はいくらでもいますので、南の島々に限らず色々なところを旅行したいものです。
 
奄美&西表遠征・完