西表遠征3 ―パパイヤコマキ

○25日
この日は天気悪め。
朝は爆発しそうになっていたバナナを仕掛け、バナトラコマキ。その後川の下流部へ。
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なかなか雰囲気が出ていていい感じ。
オオクチユゴイやナガノゴリ、ヒナハゼ、チチブモドキなどを確認。
 
あまり頬の模様ははっきりしていないけれど
シマヨシノボリ琉球列島集団 Rhinogobius nagoyae でいいんですよね。
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ヒナハゼ Redigobius bikolanus 今まで捕った中で一番綺麗
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そして網に入った巨大な個体
ホシマダラハゼ Ophiocara porocephala
クモマダラハゼ Ophiocara gigas ?
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25センチほどあり、なんだこれは?!と驚きましたが、よく見るとカワアナゴ風の姿。
サイズからしてかなり種は絞れますが、これはカワアナゴ科のホシマダラハゼクモマダラハゼでいいのでしょうかね。
(➡新種記載に伴い修正 2023/08)
ハゼ亜目の魚としてはかなり大型の部類に入るようです。まあハゼって言ったら大きくても10センチ台のイメージですからね。他に今まで捕った大型のハゼ亜目魚類って言ったらドンコくらいしか私はないですね。
 
このあたりで雨が降り出しましたが、まあ川入るならそんな影響ないぞ、ってことで別の川へ。
次に向かった場所は河口まで急流が続いていて岩だらけの川。渓谷みたいになっていてあまり近づけず。上流へ行こうにも深すぎて行けないし、地味に雨強いしで、あまり採集はできず。目視では何匹もハゼ類が見えたんですけどね。
ヒラヨシノボリ Rhinogobius sp. DL
ヤイマヒラヨシノボリ Rhinogobius yaima
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この真っ黒で背鰭の縁が綺麗なやつといったら、ヒラですねえ。お目にかかるのは種子島以来。
➡(追記)2020年3月新種記載!種子島のとは別種でした!種子島はケンムンヒラヨシノボリ
 
その後はテキトーに池に行ってみたりしつつ、宿へ。
ウェーダーコマキ
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この日の夕飯はコマキさんに作っていただくことに。
材料には、各地で集めてきた魚介類も含まれております。
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そして完成したのが、
テナガエビとホシマダラハゼのコマキ風パスタ -パパイヤを添えて-」
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コマキさんの人生に倣って唐辛子による辛口な仕上がりになっている点やニンジンには箸による穴が多数空いている点などが特徴のパスタ(ペペロンチーノ)になっています。その他ポイントとしては、胡椒は使わないこと、中華コンソメを使うことなどが挙げられるようです。
詳しい材料については宿に置いてあるノートに書いてありますので、そちらをご覧ください。
 
そんな感じで25日終了。
つづく