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この日は朝からエリ漁に参加.いつもは選ばれし数名のみが行っていたはずが,今回は全員行けることに.
エリ漁に参加したのいつ以来だろう…….
まあ手順はいたって簡単で,網を引きあげていって中に入ってる魚を回収するというもの.
引き上げていくと,だんだん大量の半透明な魚やエビが見えてきます.
これは氷魚とも呼ばれているアユの幼魚.
さらに網を上げていくと,イサザも多数見えてくる.
回収した魚は選別作業が行われ,特にアユは丁重に扱って生かしておく.
さて,網に入っているのはもちろんこれだけではありません.
スゴモロコ Squalidus chankaensis biwae
こんな大物が現れると非常に盛り上がりました.
イワトコナマズとサケ属
港へ帰ってきてからは,船の生け簀に入れておいた個体の撮影タイム.
ワカサギ Hypomesus nipponensis
外来種.
なかなか立派なサイズでした.こんな大きくなるんですね.
ハス Opsariichthys uncirostris uncirostris
ホンモロコ Gnathopogon caerulescens
こうして見ると全然タモロコと違うなあって.
ウツセミカジカ(カジカ湖沼・小卵型) Cottus reinii
コイ(?型) Cyprinus carpio
ちょっと飼育型よりも体高低めのような......
野生型の血が少なからず入ってるんだろうと勝手に妄想.
カマツカ Pseudogobio esocinus
謎の存在感あってすき.
ビワマス? Oncorhynchus sp.
ううんよく分からない.
そして大本命はやはり
イワトコナマズ Silurus lithophilus
かっこいいしかわいいし,いいなあ.最高.
そんな感じで,漁でとれた魚はほぼみんな紹介できたかな?
午後は川に行っておこうということで,お馴染みの地点で採集.
ニシシマドジョウ Cobitis sp. BIWAE type B
琵琶湖流入河川のニシシマはなんかこう,存在感がすごい.
トウヨシノボリ Rhinogobius sp. OR
色々あって,オウミヨシとはなんだったのかって感じの状況にある本種.結局どうなるのか.
スナヤツメ類 Lethenteron sp. 成体
背中線のあるツチガエル Glandirana rugosa
大量のツチガエルの中に混じって捕れた不思議な個体.こんなの見たことないぞ.
調べてみると,稀にこういう背中線を有する個体が確認されるということで,一応他にいくつも事例があるよう.
体表の突起?が少なかったりもして色々となんだかなあという.
さて,夕食では捕れた魚の一部をいただきつつ,格付けチェックも行われました.
琵琶湖出発前の採集でとれたカワヒガイと,琵琶湖産ビワヒガイの塩焼きを食べ比べ.
私はチェックされる側として参加しましたが,全然味違いましたね.明らかに一方は良い味してる.
結果,ビワヒガイを当てることができました.ビワヒガイ美味しい.
夜は歴史に残る大イベントがありましたが,残念ながらここで語ることはできません.