2018春琵琶湖・2日目

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この日は朝からエリ漁に参加.いつもは選ばれし数名のみが行っていたはずが,今回は全員行けることに.
エリ漁に参加したのいつ以来だろう…….
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まあ手順はいたって簡単で,網を引きあげていって中に入ってる魚を回収するというもの.
引き上げていくと,だんだん大量の半透明な魚やエビが見えてきます.
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これは氷魚とも呼ばれているアユの幼魚.
さらに網を上げていくと,イサザも多数見えてくる.
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回収した魚は選別作業が行われ,特にアユは丁重に扱って生かしておく.
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イサザ Gymnogobius isaza
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さて,網に入っているのはもちろんこれだけではありません.

ニゴイ,ウグイ,ゲンゴロウブナブルーギルなど
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スゴモロコ Squalidus chankaensis biwae
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こんな大物が現れると非常に盛り上がりました.
イワトコナマズとサケ属
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港へ帰ってきてからは,船の生け簀に入れておいた個体の撮影タイム.

ワカサギ Hypomesus nipponensis
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ビワヒガイ Sarcocheilichthys variegatus microoculus
なかなか立派なサイズでした.こんな大きくなるんですね.
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ハス Opsariichthys uncirostris uncirostris
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ホンモロコ Gnathopogon caerulescens
こうして見ると全然タモロコと違うなあって.
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ウツセミカジカ(カジカ湖沼・小卵型) Cottus reinii
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コイ(?型) Cyprinus carpio
ちょっと飼育型よりも体高低めのような......
野生型の血が少なからず入ってるんだろうと勝手に妄想.
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カマツカ Pseudogobio esocinus

謎の存在感あってすき.
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ビワマス? Oncorhynchus sp.
ビワマスではないって現地の人が言っていたんですが,パーマーク見当たらないのでサツキマスではない.サクラマスって琵琶湖に普通におるんか?
ううんよく分からない.
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そして大本命はやはり
イワトコナマズ Silurus lithophilus
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かっこいいしかわいいし,いいなあ.最高.

そんな感じで,漁でとれた魚はほぼみんな紹介できたかな?

午後は川に行っておこうということで,お馴染みの地点で採集.

ニシシマドジョウ Cobitis sp. BIWAE type B
琵琶湖流入河川のニシシマはなんかこう,存在感がすごい.
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トウヨシノボリ Rhinogobius sp. OR
色々あって,オウミヨシとはなんだったのかって感じの状況にある本種.結局どうなるのか.
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スナヤツメ類 Lethenteron sp. 成体
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背中線のあるツチガエル Glandirana rugosa
大量のツチガエルの中に混じって捕れた不思議な個体.こんなの見たことないぞ.
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調べてみると,稀にこういう背中線を有する個体が確認されるということで,一応他にいくつも事例があるよう.
体表の突起?が少なかったりもして色々となんだかなあという.

さて,夕食では捕れた魚の一部をいただきつつ,格付けチェックも行われました.
琵琶湖出発前の採集でとれたカワヒガイと,琵琶湖産ビワヒガイの塩焼きを食べ比べ.
私はチェックされる側として参加しましたが,全然味違いましたね.明らかに一方は良い味してる.
結果,ビワヒガイを当てることができました.ビワヒガイ美味しい.

夜は歴史に残る大イベントがありましたが,残念ながらここで語ることはできません.
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