2015 春琵琶湖


 また、いつか来ます。

そう言い残してから1年半少々経った3月30日。ついに、再びやって来ることができました。

5年間毎年行っていたあの馴染みのある駅まで在来線で2時間弱。それくらい琵琶湖が近い存在になったのですね。そもそも日帰りのつもりで来たわけですし。
現地には10時頃到着。こちらはまだサクラが蕾、やはり寒いんだね。

なぜこの時期に行ったのか。それは、部の後輩たちがちょうど春の琵琶湖旅行で訪れていたため。メンバーは3学年にわたった魚類班4人。ちょうど宿に着いたときは朝食中のようでした。朝の漁帰りなので皆さんお疲れだったでしょう。

私にとって今回は2年ぶり2回目の春琵琶湖。この地に来て、前回の初めての春琵琶湖でのことを少し思い出しました。ギョギョシ!ギョギョシ!
あの時は漁があった日はただただ疲れていたので日中ほとんど部屋にこもっていた気がします。
今回は少々トランプをした後、昼前に持ち帰る魚を選びに行きました。なんか2年前も大体そんな感じだった気がする。

いけすには所謂ギンブナを中心としたフナ類やホンモロコ、イサザ、コイ、ウグイなどがいましたが、とりあえずフナの写真だけ貼っておきます。
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新しいカメラで初の水中撮影。せざるを得なかったから。
近すぎてまともに撮れてないですが。

そして大本命
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水中撮影。なんだこの顔は。ヤバい。
 
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全長85センチと言うから驚きだ。やっぱ琵琶湖はすごい。

いったんビワコオオナマズのことは置いておいて、午後について。

前回は寝ていたら夕飯になっていたと思いますが、今回は後輩たちがしっかりしていたので採集へ。コマキさんやユニさんと先日リハビリ採集をしておいたんでもう余裕でしょ、と思っていましたが、そんなこともなく、網の重みで手が疲れちゃいましたね。
後輩に、網がもともと重いから疲れるのもしょうがないですよとフォローされましたが、昔ならここまで疲れなかった筈なんですよ。

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さて、川はこの時期雪解けで水位がそれなりにあり、冷たいのでかなり採集しにくいのですが、ウェーダーがあれば、まぁ。両足ともに浸水しておりましたが。

魚は、2年前に比べるとかなり多く捕れた印象です。夏には匹敵しないまでも、袋が魚でいっぱいになる程度には捕れました。ひとつ驚いたのは、湖から1キロ以上上流なのにイサザが捕れたこと。普段はウキゴリだけなのに、イサザが混じっていて一時混乱。過去2年の春の採集では見てないようです。ふつう、産卵は湖岸だったと思いますが、湖に近い川の下流部でも産卵はするものなのでしょうか。

以下、やらせ水中撮影
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イサザ

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ドンコ

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オウミヨシノボリ?

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ウキゴリ

・成果(個人、けっこう曖昧)
イカ
アブラハヤ
アブラボテ
ドジョウ種群
ドンコ
イサザ
ウキゴリ
ヨシノボリ類
カジカ類
スナヤツメ北方種or南方種

ほか、ツチガエル、ナゴヤダルマガエル?など

本来であれば夕方にこちらを出て帰る予定でしたが、宿の方に勧められて一泊することに。そして夕食もいただけることに。

ここで先ほどのビワコオオナマズ登場。
約20分の解体ショーを経て(ここでかなり写真を撮ったが省略)、最終的に
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こうなりました。
味はと言うと、もう最高。美味過ぎ。ビワコオオナマズを食べられる機会なんてそう無いですよ。
他にも今回はアユやイサザの料理もいただきました。これ以外にも色々あって夕食はけっこうヤバい感じになりましたが、まぁ、なんでもないです。
飛び込んだならハイテンション、空だって飛べちゃうかもでしょ。

やはりお疲れだったようで、日付が変わる前にはもう皆さん横になってました。
日帰りの準備しかして来ていなかったので少々問題もありましたが、翌朝、帰りました。

戻って来ると、まだ咲き始めと記憶していたサクラがもう満開になっていて、たった一晩しか経っていないのに何日か泊まっていたかのような錯覚に。それほどイベント盛り沢山だったのでしょう。

突然のことにもかかわらず受け入れてくださった後輩らや宿の方には、本当に感謝しています。ありがとうございました。貴重な体験でした。
また今度、時間をしっかりとって琵琶湖に行きたいな。