世界淡水魚園水族館

今日はサークルの活動で山地の方へ行く予定だったのですが、残雪や天候の問題で中止し、代わりに岐阜県各務原市にある世界淡水魚園水族館に行ってきました。

愛称「アクア・トトぎふ」で呼んだ方が馴染みがありますかね。
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館内に入るとまずはカピバラ。そのままエレベーターで4Fへ。
ここからは長良川を源流から河口域へとエリアごとに水生生物などを展示しています
4Fは源流域ゾーン。最上階なので、水生生物だけでなく自然に生える植物も展示として植わっていたのが印象的でした。

アマゴやヤマトイワナヒキガエル類などがいましたが、それよりは小型サンショウウオの展示の方が個人的には関心がありました。

展示されていたのはコガタブチ、ヒダ、カスミ、クロ。どれも気になりますが、私にとってはヒダしか縁がなく、見てもはっきりと違いが分からなかったのでもう少し詳しくなりたいですね。カスミはトウキョウの西バージョンでしょ、くらいの知識しかないので。


3Fへ向かうスロープ脇にはネームプレートのない水槽、そこにはタカハヤが。これは皆アブラじゃなくてタカですよね、なんて話を交わせる先輩がいてなんだか嬉しかった。

3Fで上流から河口まで一気に下っていきます。
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アジメドジョウ
これから川で見る機会が少なからずあると思われますので、追々、普段見てきたヒガシシマドジョウとの違いを見つけていけたらいいな、なんて。

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普段見慣れた魚でも、やはりこれだけ多くの立派な個体を綺麗な所で見ると新鮮です。
カワムツってだいたいどこ行っても展示個体のサイズがかなり大きいのがいる気がします。死なずに大きくなりやすいんでしょうか。

カワムツばかりの水槽の隣にはヌマムツばかりの水槽。
そういえばヨシノボリ類は基本的に細かく分類されずに“ヨシノボリの仲間”として展示されているものが多かったです。これはやはりまだヨシノボリ類の分類が整理しきれておらず、判然としていないからなのでしょうか。ミナミメダカ、ヒガシニホントカゲ、シマドジョウ・スジシマドジョウ類、カジカ類の表示を見る限り、この施設はかなり最新の情報が反映されていてしっかりとしたことが書いてあるように感じたので、そうなんでしょうかね。
まあトウカイヨシノボリは特別枠になって展示されていましたが。なのでただ単に種類ごとに分けるのが面倒だから一緒くたに表示しているだけというのもあるかもしれない。
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トウカイヨシノボリ
説明にも4cmと書いてあったように、小さい。それに尽きる。

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コイやギンブナ、ナマズ、ニゴイ、ウグイ等大きめの魚。琵琶湖博物館の水槽と似た雰囲気を感じる。

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タナゴ類
どうしても、タイバラと琵琶湖で見るヤリタナゴ、アブラボテ、カネヒラ以外のタナゴは縁がないせいで分かり難い。先輩がシロヒレタビラ大好きと言っていたが、たしかにきれいだった。

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ハリヨ
ハリヨイトヨトミヨあたりのややこしさは異常

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カワヒガイ
壁面近くでじっとしていたから撮ったというだけ

あとはトウカイコガタスジシマドジョウと書かれた個体がいたりもしましたが、やはりシマドジョウ系は見分けが全くつかない。もうお手上げです。
関東の種類がヒガシシマくらいしかいないのが悪い。

県内の絶滅危惧種や岡山の魚、河口の魚などの展示でこの3Fは終わり。
2F以降はアジア、アフリカ、南アメリカの魚。ただ、3Fまでをかなりじっくり見てきたせいで結構疲れていたんですよね。それで、もう海外の淡水魚を見るだけの集中力はなかったので、少し軽めに見ていったわけです。なのでこの記事でも軽く流してしまおうということで、もう書きません。メコンオオナマズでかい。アユモドキの仲間多すぎ。はい。

そういえばあと特別展、ニホンウナギっていうのをやってました。
そこに岐阜県郡上市のある地区では、鬼退治の手伝いをしたウナギを崇めて食べるのを禁止したという伝承があり、現在でも受け継がれているという話がありました。
たしか東京都、日野市四谷地区にもウナギを食べない風習があった気が。ウナギが洪水から守ってくれたからとか諸説あったと思いますが、地域を問わず二ホンウナギは昔から日本人にとって特別な存在だったということなんでしょうね。

色々省いた代わりと言ってはなんですが、下流水槽にいたギンブナの写真でも貼っておきましょう。
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全部見終えた後はお土産を買ったりアシカショーを見たりして、なんだかんだで4時間くらい滞在していたようです。
とにかく淡水魚だらけで、レイアウトがきれいで、とても良い所でした。おそらくこの先も来る機会が何度もあると思いますが、何度来ても楽しめそうです。

その後昼食をとり、喫茶店でアンビリーバブルして腹を一杯にして、一日を終えました。