琵琶湖へ ―魚類採集4

とうとう最後になりました。琵琶湖での魚類採集記事4。
 
 
午後、去年と同じパターンで本流のある地点へ行きました。
なんかみんなナマズが捕れていないからナマズを捕るまで頑張るとか言ってましたが、そんな上手くいくはずありません。去年はたまたま当たり年で、撮れまくってましたが、ナマズは年に一匹見られたら凄い程度なのが通常。
ナマズって人気なんですね。
まぁ結果的にナマズは捕れなかったわけです。
 
イメージ 2
この地点はやればやるだけアブラボテやドンコ、ウキゴリ、スナヤツメなどが取れる場所。今までそんなに捕っていなかった大型のアブラボテが結構捕れたので安心。また、午前中に行った支流が近くで流れ込んでいるので、支流で多く見られるヤリタナゴがここでも多めに捕れました。
ヤリタナゴはアブラボテよりも大きな個体が採れ、体長70mm近くの個体も結構いました(アブラボテは今回50mm台どまり)。まあ元々ヤリの方が大きくなるようなので、自然なことではあります。
 
この地点では、前日に行ったところみたいに下流すぎたり上流過ぎたりせず、ちょうどいい場所である上、支流の魚もいるので個体数も種類も多くなるのだと思います。
 
イメージ 1
トウヨシノボリ Rhinogobius kurodai
もう魚の写真がこんな写真ぐらいしか残っていない・・・
トウヨシは、去年は幼魚ばっかりだったと思うんですが、今年は幼魚だけでなく、成魚もたくさん捕れました。気のせいかもしれませんが。
 
他の人がナマズの撮りたさからかは知りませんが、かなり上流の方までハイペースで行っちゃって、なんで急ぐ必要があるんだよと感じたりもしましたが、下流でのんびりしている身からすれば、採集しやすくもありました。
 
上に行った人たちが引き返してきた頃、私も採集はやめ、ポケットに入れていたゴーグルを装着。
何度か川を流れて遊んでいたら、なんか周りの人も遊び始めたんですよね。そのうち、みんなが水かけ合ったりし始めたんで、ゆったり遊べなくなって私は岸辺でニシ○ノさんとかと会話しました。
みんなが遊んだのは私のせいかもしれませんが、まあ最後なので楽しんで良かったことでしょう。
 
これで琵琶湖流入河川での魚類採集はおしまい。
今回の琵琶湖では、去年程は新しい発見などはありませんでしたが、全体的に成果がよかったように思えます。というのも、どの地点でも捕れた種類がとても多く、色々な種類の魚類が捕れて楽しめたんじゃないかという気もします。
あと、ビワヒガイが今年は幼魚、成魚ともに捕れました。去年捕れた個体は現時点ではカワヒガイと同定されているのですが、今年のはビワヒガイです。
写真が全然撮れていないのは反省点です。というのも、今回採集期間晴れが続き、日中は撮る間もなく採集に行っていたので、撮れる時間がほぼ夜しかありませんでした。でも夜だと綺麗に撮れないわけで、そもそも夜は計測していたので夜も忙しい。これは来年は解消しないといけないと思います。
 
 
 
【午後の成果】(全体)
・オイカ
・ハス
・アブラハヤ
・ビワヒガイ
カマツカ種群
・ギンブナ
・ヤリタナゴ
・アブラボテ
・ニシシマドジョウ
・ドジョウ
・ドンコ
・ヌマチチブ
・ウキゴリ
・トウヨシノボリ
・アユ
・カジカ湖沼型
・スナヤツメ北方種または南方種
 
完   
 
 
◆バックナンバー   2012琵琶湖
琵琶湖博物館編