立川に「ららぽーと」 2015年春開業へ

立川に「ららぽーと」 2015年春開業へ

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 立飛グループの中核企業「立飛ホールディングス(HD)」(立川市)は13日、立川市にある同社所有地の一部に商業施設を開発する計画を発表した。三井不動産中央区)との共同事業で実施し、2015年春に大型ショッピングモール「ららぽーと」の開業を目指す。立飛HDは市と今月から具体的な協議を開始する方針。市も今後、開業予定地周辺の渋滞対策に乗り出す。
 「ららぽーと」は三井不動産系の大型ショッピングモールで、現在、千葉県船橋市横浜市などで営業している。
 建設予定地は、多摩モノレール立飛駅の南東側にある立飛HD所有地(立川市泉町、同市高松町)。現在、「タチヒゴルフ練習場」が営業している場所を中心に開発を実施する。
 商業施設は、敷地面積約9万2500平方メートル、売り場面積約5万9500平方メートルで、駐車場も約3200台分を確保する計画だ。
 店舗の内容などの詳細について立飛HDは「現時点では未定」としており、計画の詳細が決まり次第、公表するとしている。立飛HDは今回の計画について、「所有する不動産の開発の第1弾」としている。
 今回の計画は、立川市の指導要綱が定める開発規模1万平方メートル以上の「大規模開発事業」となる。そのため、立飛HD側は今月から、立川市との協議を開始し、その後、住民説明会も実施する方針だ。
 市内では、スウェーデン発祥の家具販売チェーン「イケア・ジャパン」(千葉県船橋市)も15年に、同市緑町の米軍旧立川基地跡地の一部に大型店舗を出店する計画を進めている。
 立川市は「周辺道路での渋滞が懸念されるため、ハード・ソフトの両面から交通対策を考える」(栗原洋和・開発調整担当部長)としており、具体的な渋滞対策の検討を開始する。
 清水庄平市長は「交通渋滞対策や道路の安全対策など市民への影響について十分な説明を求めるとともに、街づくり上の要請を行っていきたい」とのコメントを発表した。
(2012年11月14日  読売新聞)