物流施設反対で日野市議会に住民、署名添え

請願:物流施設反対で日野市議会に住民、署名添え /東京

毎日新聞 2013年08月31日 地方版
 日野市旭が丘に建設予定の物流施設「三井不動産ロジスティックパーク日野」(仮称)について、周辺住民がつくる市民団体「旭が丘住民協議会」(小川裕弘(やすひろ)会長、会員約100人)は30日、建設反対の請願を380人分の署名を添えて市議会に提出した。
 同施設予定地は2011年に閉鎖された東芝日野工場跡地。三井不動産の資料などによると、約9万7000平方メートルの敷地に、倉庫や事務所が入る延べ床面積約21万6000平方メートルの施設を建設。稼働は15年秋ごろの予定。
 同社は市まちづくり条例に従い、今年4月から5回にわたって住民説明会を開いたが、完成後は大型トラックを含め1日1800台以上の車両増加が見込まれることなどから、住民が反発。7月に発足した住民協議会が署名活動を続けてきた。
 小川会長は「近くに大学、中学校や商業施設などもあり、狭い道路に大型トラックなどが集中すると住環境が破壊される」と指摘。同社広報部は「物流センターは地域経済に貢献すると考えており、住民や行政などのご意見を聞きながら、計画を進めたい」と話している。【黒川将光】
〔都内版〕
 
※“「三井不動産ロジスティックパーク日野」(仮称)”は、“「三井不動産ロジスティックスパーク日野」(仮称)”の誤り