農業用ハウス倒壊相次ぐ

農業用ハウス倒壊相次ぐ 東京 NHK 2/21 21:59

今月14日からの大雪では、東京・日野市でも、農業用ハウスが倒壊するなどの被害が出ていて、21日、市長が被害の状況を視察しました。
 
日野市によりますと、市内では、これまでに確認されただけで、トマトやキュウリ、花などの農業用ハウス35棟が雪の重みで壊れ、被害総額は1億円に達する見通しだということです。
21日は、大坪冬彦市長が、特に被害の大きかった2軒の農家を視察に訪れました。
このうち日野市平山の馬場健一さんの畑では、トマトを栽培している農業用ハウス3棟合わせて1500平方メートルが雪の重みでつぶれました。
大坪市長は、ハウスの中に入って、育てていたおよそ2700本のトマトの被害状況などを聞き取っていました。
馬場さんの長男の勝さんは「このまま栽培を続けることはできず、ハウスを撤去するしかない。行政の力も借りながら何とか建て直したい」と話していました。
大坪市長は「深刻な被害に衝撃を受けた。市だけではどうにもならない部分もあるが知恵を絞って、できるかぎりのことをしていきたい」と話していました。
 

日野市民の皆さまへ「大雪による被害を受けられた方にお見舞申し上げます」

2週にわたる記録的な大雪により、けがをされた方や雪の被害に遭われた市民の皆さまに心からお見舞申し上げます。
 
現在、市では、市民の命と暮らしを守ることを第一に対応に努めておりますが、これまで経験したことのない大雪のため、除雪用重機の不足等により除雪が遅れるなど、市民の皆さまには、大変ご不便をおかけしております。
 
また、市内各所において、たくさんの住民の方が公道などの雪かきをしていただき、あらためてお礼を申し上げます。今後も市内に残された雪の撤去のため、市は全力で取り組んでまいりますが、市民の皆さまにも引き続きのお力添えをお願いするものです。
 
農業面では、市内全域に渡りビニールハウスの倒壊など農業施設を中心に甚大な被害が生じております。市としては、被災された農業者の皆さまが一刻も早く農業生産が再開できるよう国や東京都にも働きかけて、最大限の復旧支援策を講じてまいります。農業者の皆様におかれましては、どうかこの苦境を克服されますようお祈りいたします。
 
なお、現在でも道路端には、除雪した雪が残り、路面凍結をしております。転倒などでけがをなさらないよう十分ご注意をお願いいたします。また、地域の一人暮らしの高齢者などへの見守りなどもよろしくお願いいたします。
 
お困りのことがありましたら市役所にご連絡をお願いいたします。
 
平成26年2月21日
日野市長 大坪冬彦