東京都日野市、雪害農家支援に1千万円

東京都日野市、雪害農家支援に1千万円
2014.3.14 22:35 MSN産経ニュース
 東京都日野市は14日、先月の大雪で大きな被害を受けた農業者が早急に農業を再開できるよう、ビニールハウスなど被災施設の解体・撤去費用全額を支援金として交付すると発表した。平成26年度補正予算で1千万円の事業費を計上、4月中に交付を終える。都内の自治体で農業者支援の具体的な措置を打ち出すのは日野市が初めて。
 
 地元農協のJA東京みなみが職員約30人で「おたすけ隊」を組織してハウス撤去の作業などに協力、NPO法人「日野人・援農の会」に所属する援農ボランティア約70人も軽作業などを手伝い、市と連携した人的支援に努める。
 
 先月14、15日の大雪で、同市内ではトマト栽培のビニールハウスが全壊したり、栽培中の苗がだめになったりし、農業者30人の39施設で約1億円の被害が出た。大坪冬彦市長は今回の支援にとどまらず、営農支援など「次の段階の支援も考える」としている。
 
東京・日野市 ハウス撤去支援
03月16日 12時44分 NHK
 
先月の大雪で農業用ハウスの倒壊が相次いだ東京・日野市は、ハウスの解体や撤去にかかる費用の全額を補助することを決めました。
先月14日の記録的な大雪では、日野市内でも農業用ハウスの被害が相次ぎ、市によりますと、39棟のハウスが倒壊し、被害額はあわせて1億円にのぼっています。
日野市が被害を受けた農家に聞き取り調査をしたところ、「高齢のため、ハウスを解体できない」とか、「解体したあとの廃材の処分費用がない」などという声が多く聞かれたということです。
このため、市は、倒壊したハウスの解体や撤去にかかった費用を全額補助することを決め、来年度の補正予算として1000万円を計上することにしました。
日野市は「農家が意欲を失わず、早く農業を再開してもらうため、今後も行政としてできる支援に取り組みたい」と話しています。