NHK、森本アナ逮捕「おはよう」で陳謝 イメージ回復に“麿”投入か

NHK、森本アナ逮捕「おはよう」で陳謝 イメージ回復に“麿”投入か

 
 電車内で女性の胸を触ったとして、警視庁玉川署に強制わいせつの現行犯で逮捕されたNHK専任アナウンサー、森本健成(たけしげ)容疑者(47)。NHKは16日の「おはよう日本」午前7時台の放送冒頭で、阿部渉アナ(45)が視聴者に謝罪した。

 森本容疑者は14日午後7時45分ごろ、走行中の東急田園都市線の急行電車内で、約11分間にわたって女子大生(23)の下着の中に手を入れ胸を触ったとされる。調べに「覚えていない」と犯行を否認している。

 エース級アナの前代未聞の性犯罪とあって、受信料徴収にも影響が出かねない大ピンチ。NHK内部ではイメージ回復の交代要員の名が早くも取りざたされている。

 NHK東京の男性アナは、「ニュース7」の武田真一アナ(45)が「エースの中のエース」と目され、阿部アナ、そして森本容疑者の1990年入社組トリオが東京のアナウンス室をもり立てていた。「クビもありうる厳正な処分が予想され、森本のアナとしての復帰はまずないだろう」と局関係者は話す。

 では、森本容疑者の穴は誰が埋めるか。今週末は小山径アナ(35)が代理でキャスターを務めるが、「ニュース7」のサブキャスターで、沈着冷静と定評の佐藤龍文(りゅうぶん)アナ(36)=99年入局=や、同期で正午のニュースを担当する高瀬耕造アナ(36)の出番が増えそう。だが、東京以外で白羽の矢が立ちそうな人物がいる。

 「とくにインターネット上で、家庭の主婦を中心に“麿(マロ)”の愛称をもつほど有名なイケメン」というのが、札幌放送局の登坂淳一アナ(41)=97年入局=だ。民放のワイドニュースの視聴率争いが激しい北海道の切り札として東京から札幌に異動してもうすぐ丸3年。森本アナ逮捕の直後から、「今のNHKを救えるのはマロしかいない」との書き込みが増えているのだ。

 「視聴者、とりわけ女性に与えた衝撃は大きい。信頼回復を登坂アナに託した突然の異動があっても不思議ではない」と、局関係者は話している。