少年が男性刺す…警官が発砲し逮捕 日野市

男性を包丁で刺した少年 警察官が発砲し逮捕

3月1日 5時51分 NHK
29日夜遅く、東京・日野市の住宅街で、20代の男性が突然15歳の少年に包丁で足を刺されてけがをし、駆けつけた警察官が足元に拳銃を発砲したうえで少年を公務執行妨害の疑いでその場で逮捕しました。少年にけがはなく、警視庁がいきさつを調べています。
29日午後11時すぎ、東京・日野市神明の路上で、20代の男性が15歳の少年に突然、包丁で右足を刺されました。
目撃者からの通報で警察官が駆けつけたところ、少年はパトカーのガラスを割るなどして暴れたほか、包丁を持って警察官に向かってきたということです。警察官は「武器を捨てろ」と警告しましたが、少年は意味のわからないことを言って従わなかったため、足元に向けて拳銃を1発、発砲して少年を取り押さえ、公務執行妨害の疑いでその場で逮捕しました。少年と警察官にけがはなく、足を刺された男性は病院で手当てを受けましたが命に別状はないということです。
警視庁の調べによりますと、逮捕されたのは日野市に住む中学3年の男子生徒で、警視庁はいきさつを慎重に調べています。
日野警察署の勝見忠法署長は「現時点では適正な職務執行だったと考えている。今後、状況を確認していきたい」とコメントしています。
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男性刺して警察官襲い逮捕 少年「撃ってほしかった」 東京
フジテレビ系(FNN) 3月1日(火)23時50分配信
東京・日野市で男性の足を包丁で刺し、警察官に襲いかかり逮捕された中学3年生の少年が、調べに対し、「警察官を攻撃して、拳銃を撃ってほしかった」と話していることがわかった。
深夜の住宅街に響く、容疑者確保の声。
その後、現場から回収されたのは、かぎ縄だった。
かぎ縄は、忍者7つ道具の1つに数えられ、本来、壁を登るときなどに使われるもの。
このかぎ縄を右手に、さらに文化包丁を左手に持ち暴れていたのが、15歳、中学3年生の少年だった。
事件が起きたのは、2月29日午後11時すぎ、東京・日野市の路上。
帰宅途中の男性が、少年に右足の太ももなどを文化包丁で刺され、重傷を負った。
刺された男性は、少年と面識はなかったという。
目撃者は「家の前に(車を)止めた時に、足を引きずっていることを確認して、ズボンが変な色をしていたので、血かなって思いました」と話した。
そして、次々に駆けつけたパトカーや消防車。
この時、少年が手にしていたのが、かぎ縄だった。
少年は、かぎ縄を振り回しながら、パトカーのボンネットをたたき、さらに、パトカー後方の窓ガラスもたたき割った。
その後、警察官に文化包丁を突きつけたという。
刃物を持った少年は、うめき声を上げながら、警察官の方へと突進し、警察官は威嚇射撃した。
弾はその後、地面に当たり、壁へと跳ね返ったものとみられている。
少年は、警察官が発砲する直前も、異様な言動をしていたようだった。
目撃者は「少年は、ふらふらふらふら、ここらへん、ずっと左右にふらふらしていて。そのまんま、いきなり服を脱ぎ始めて。脱いで、そのへんに投げ捨てた途端、警官の方に対峙(たいじ)して。警官の方に、どっちに包丁を持っていたかわからないですけど、そのまま、だーっと突進した途端に、パンって音がして」と話した。
警察官は、少年に刃物を捨てるよう、4~5回警告したものの、少年が向かってきたため、足元へ発砲した。
少年は、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。
警察官はこの時、脇腹を刺されたものの、防護服を着ていて、けがはなかった。
少年は「警察官を攻撃して、拳銃で撃ってほしかった」などとしている。
少年の家族は、警察に対し、「少年は情緒不安定な状態で、学校も不登校気味だった」と話しているという。
警視庁は、犯行動機や、かぎ縄などの入手経路について、慎重に捜査を進めている。

逮捕の少年「警察官に撃ってほしかった」
NHK 3月1日 15時13分
29日夜遅く、東京・日野市の住宅街で、警察官に包丁を持って向かってきたとして逮捕された中学3年生の少年が、調べに対し「警察官を攻撃し、撃ってほしかった」と話し、警視庁は刑事責任能力について慎重に捜査を進めています。
29日午後11時すぎ、東京・日野市の路上で男性が刺されて大けがをする事件があり、駆けつけた警察官に包丁を持って向かってきたとして市内に住む15歳の中学3年生の少年が公務執行妨害の疑いでその場で逮捕されました。
警視庁によりますと、少年が意味の分からないことを言いながら金具の付いた縄を振り回してパトカーのガラスを割り、包丁を持って向かってきたため、警察官が警告したうえで足元に拳銃を1発撃ち、取り押さえたということです。この際、少年は警察官の脇腹を包丁で刺しましたが、防護服を着ていてけがはなかったということです。
警視庁によりますと、調べに対し少年は容疑を認め、「警察官を攻撃して、拳銃で撃ってほしかった」と話しているということです。警視庁は事件のいきさつを調べるとともに少年の刑事責任能力について慎重に捜査を進めています。
 
逮捕の中3少年「警察官に攻撃して、撃ってほしかった」
TBS系(JNN) 3月2日(水)0時9分配信
 夜の住宅街に突如として叫び声のようなものが響き渡ります。緊急車両が次々と集まり、辺りはにわかに緊張に包まれました。2月29日午後11時過ぎ、東京・日野市の路上で20代の男性が面識のない中学3年生の少年(15)に突然、包丁で右太ももを刺されました。
 
 通報を受けた警察官が駆けつけると、少年は意外な武器を使って抵抗しました。それは、縄の先に金具のついた「鉤縄(かぎなわ)」。忍者の7つ道具といわれるもののひとつです。
 
 少年は鉤縄を振り回しパトカーに接近。ボンネットを殴打すると車の後方へ回り、鉤縄を投げつけてリアガラスを破壊しました。事件発生直後の現場には少年が使ったと見られる鉤縄が・・・。金属部分は大きく、先端は鋭利に見えます。その威力は、粉々に砕けたリアガラスを見れば一目瞭然です。
 
 「雨戸を開けて外を見た。そしたら警察が『危ないから閉めてください』って」(近所の住民)
 「(少年は)おかしいというか、狂っているというか、興奮してるような感じ」(近所の住民)
 
 少年はパトカーを破損させると、刃渡り17.5センチの包丁を持ち、意味不明な言葉を叫びながら警察官に向かっていきました。警告を無視する少年に対し、およそ3メートルの距離まで近づいたところで警察官が少年の足元に向けて拳銃1発を威嚇発砲しました。
 
 「乾いたようなパンという音」(近所の住民)
 「警官が拳銃を構えて2~3メートル先にいたので、その方に向かって(少年が)上に着ていた服を脱ぎ捨てて突進していった感じ」(近所の住民)
 
 「確保しています。大丈夫です」(警察)
 
 少年は公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。拳銃の弾は当たらず、少年と警察官にけがはありませんでした。しかし、事件現場の近くにある住宅の壁には威嚇発砲した銃弾が跳ね返ってついたとみられる傷が・・・。
 
 少年は取り調べに対し、こう供述しているといいます。
 「警察官に攻撃して、拳銃で撃ってほしかった」(少年の供述より)
 
 警視庁は少年の刑事責任能力の有無などを慎重に調べるとともに、殺人未遂などの疑いも視野に調べる方針です。(01日23:00)

少年が男性刺す…警官が発砲し逮捕 日野市
日本テレビ系(NNN) 3月1日(火)12時36分配信
 東京・日野市の路上で先月29日深夜、男性が15歳の少年に刺されて大ケガをする事件があり、警察官が拳銃を発砲して少年を逮捕した。
 
 警視庁によると、先月29日午後11時過ぎ、日野市神明の路上で、20代の男性が15歳の少年に突然、右足を包丁で刺され重傷を負った。少年は、駆けつけたパトカーの窓を鉄製の器具で割り、包丁を持って警察官に向かってきたため、警察官は「包丁を捨てないと撃つぞ」と警告したが、少年が従わなかったため、足を狙って発砲し、少年を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕したという。弾は当たっておらず、少年と警察官にケガはなかった。
 
 目撃した人「少年が服を脱ぎ捨てて、包丁を右か左に持ったまま警官の方に突進していった。その突進していったタイミングでパンと一発、乾いた音がしましたね。(少年は)酔っぱらいみたいな感じで、ふらふらしていました」
 
 逮捕された少年は中学3年の男子生徒で、容疑を認めているという。
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「警察官を刺そうと…」15歳少年 “20代男性刺す”
テレビ朝日系(ANN) 3月1日(火)11時56分配信
 東京・日野市で男性が刺され、現場で暴れていた少年(15)に警察官が威嚇発砲して逮捕した事件で、少年が「警察官を包丁で刺そうとした」と供述していることが分かりました。
 
 先月29日夜、日野市の路上で20代の男性が刺され、現場で包丁を持って暴れ、パトカーの窓ガラスを割るなどした少年に駆け付けた警察官が威嚇発砲をし、現行犯逮捕しました。その後の警視庁への取材で、少年は中学3年生で、「警察官を包丁で刺そうとした」と供述していることが分かりました。少年はベルトとひもをつなぎ、先端に先のとがった金属を付けた自作の武器を振り回し、ガラスを割ったということです。警視庁は、少年が男性を刺した疑いが強いとみて調べています。
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かぎ縄・包丁の中3「警官に撃ってほしかった」
読売新聞 3月1日(火)11時25分配信
  29日午後11時15分頃、東京都日野市神明の路上で男性が刃物で刺されたと、通行人から110番があった。
 
 警視庁日野署員が駆けつけたところ、同市の中学3年の少年(15)が先端に金具のついた縄(かぎ縄)を振り回してパトカーの後部ガラスを割り、手にした包丁で署員に襲いかかってきた。このため、署員が少年の足元の地面に拳銃1発を威嚇発砲し、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。少年にけがはなかった。
 
 同署幹部によると、少年は容疑を認め「警察官に拳銃で撃ってほしかった」と供述している。現場からは、刃物で右太ももを刺されたアルバイト男性(24)が病院に搬送された。男性は重傷だが、命に別条はないという。同署は、少年が男性を包丁で刺したとみて、傷害容疑などを視野に調べる。少年と男性は面識がなかったという。
 
 現場はJR日野駅の南東約600メートルの住宅街。
 
公務執行妨害容疑>中3逮捕、刃物向けられ警官発砲…東京
毎日新聞 3月1日(火)11時22分配信
 29日午後11時10分ごろ、東京都日野市神明4の路上で「男性が刺された」と通行人から110番があった。警視庁日野署員が駆けつけ、包丁などを持っている少年を発見。少年がパトカーの窓ガラスを割るなどしたため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。20代の男性が右足を刺され重傷を負っており、傷害容疑でも調べる。
 
 同署によると、逮捕されたのは同市の中学3年の少年(15)。少年は意味不明なことを言いながら署員らに向かってきたといい、何回か警告したが止まらなかったため、署員が3~4メートル離れた付近から少年の右の足元に向け威嚇で拳銃を1発発砲した。少年や署員らにけがはなかった。
 
 逮捕容疑は29日午後11時15分ごろ、かぎ縄のようなものを振り回してパトカーに近づき、ボンネットをたたくなどしたほか、署員に向かって包丁を振りかざすなどしたとしている。少年は容疑を認めている。刺された男性とは面識がなかった。
 
 同署の勝見忠法署長は発砲について「現時点では適正な職務執行と考えている」とのコメントを出した。【川畑さおり】
 
 
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