青空の見える谷 12/30

青い空と18きっぷを抱き締めて―

30日は帰京のために例のごとく中央本線に乗りました。今回は青春18きっぷなのでいつもより安く済んでおります。

なんとなくどこかで途中下車して寄り道したいなーと思ったので、地図と時刻表を見て場所を決定。
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今回登場する地域

11:19 藪原駅着。長野県木曽郡木祖村にある駅。木祖村木曽川の源流域に位置していて、「木曽川源流の里」と称しているそう。木祖って木曽の古い表現か何かなのかと思ったら、木曽の祖って意味らしい。
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到着したころ、近隣のアメダスでちょうど気温が0℃を上回ってきてました。今シーズン自分が経験した中で一番寒い空気だったんじゃないかと思います。
駅を出て、とりあえず近くを流れる木曽川へ。河原には凍った池やわずかに残る雪が。平年だったらもっと雪積もってたりしてたんでしょうかね。
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この日は本当にいい天気で、すっきりとした快晴でした。ぶらぶらするにはこの上ない陽気。

あまり時間もないので川をぶらつくのはこれくらいにしておいて、続いては駅近くにある道の駅へ。坂道を上ったところにある国道19号線沿いにありました。
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坂の上から藪原駅を望む

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道の駅「木曽川源流の里きそむら」

ちょうど正午ごろだったので、ここで昼食。
山賊揚げ定食というのをいただきました。
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某フリー百科事典によると、長野県中信地方の郷土料理に山賊焼というのがあるそうで、大きな鶏の唐揚げのようなものとのこと。実際に出てきたのも唐揚げっぽい感じ。もちろん美味しかったです。思っていたよりも量が多く、満足。

昼食を終えた後は、木曽川水系、すなわち太平洋側から、日本海側へと移動するため峠を目指しました。
10分ほどでトンネル入口に到着。
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あの山が中央分水嶺だな。
この近くに鳥居峠という旧中山道の峠があるのですが、今回はその峠を越える時間はないのでこちらの国道19号線の新鳥居トンネルを使って山の向こうへ。ちなみにトンネル入り口の標高は994m。

トンネルの途中、塩尻市の看板が。
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木祖村から塩尻市へ。そして太平洋側から日本海側へ。

トンネルを抜けると、そこには奈良井川が。
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この奈良井川信濃川の支流です。ここから新潟まで流れてるというのは壮大。さすが日本一長い川の支流なだけあります。

しばらく川沿いの道を下っていくと、奈良井宿に到着。中山道の宿場です。かなり規模の大きい方で、国選定重要伝統的建造物群保存地区に昭和53年指定されたそう。奈良井宿は、中山道最大の難所といわれた鳥居峠を控え、峠越えにそなえて宿をとる旅人が多く「奈良井千軒」とよばれるほどの賑わいをみせたそう。(現地の案内看板より)
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店に寄る時間もないので、景観の良い道を歩いて町並みを楽しむだけにしました。保存地区なだけあって、とても落ち着いた雰囲気でした。

最後に、案内板に書いてあった、奈良井川に架かる木曽の大橋というものを見ておきました。
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どういう歴史・意味がある橋なのかよく分かりませんが、冬季は渡れないらしい。

こうしてゴールの奈良井駅に到着。
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13時半前、再び中央本線に乗車。

今回の途中下車の旅は、藪原駅から奈良井駅の一駅間を歩いてみました。18きっぷでこういう知らないところをぶらぶらするの、もっとやりたいですね。中央本線の本数が少なすぎて、今回は常に時間を気にしながらの行動となりましたが、内容には満足です。

おまけ 中央西線の一部 路線図(使いまわし)
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