奄美遠征 03/14~15

今月の14日夜から23日にかけて、サークルで奄美大島へ行ってきました。奄美野鳥の会の主催で毎年行われているオオトラツグミ一斉調査へ参加するついでに島に滞在したという形になります。


14日
夜、駅集合。寒すぎる。寒い寒い。
夜行バスへ乗車。
そして眠れない。ほぼ徹夜状態のまま大阪へ。

15日
大阪梅田に到着。阪急、モノレールに乗って大阪国際空港、伊丹へ。
伊丹で朝食をとり、9時半発の飛行機で本土を離れる。

11時過ぎ、奄美空港到着。
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奄美空港 *最終日に撮影したもの

いもーれ奄美へ!という看板に迎えられつつ、空港内の水槽を眺めながらレンタカーの手配などを待ちました。

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でかい
 
まずは昼飯。去年も訪れたらしい、ひさ倉という店へ。奄美大島には国道58号線(先輩はゴーヤと呼んでいる。まあ、うん。)が走っていて、大体の場所へはゴーヤを使った移動となります。ここもそのゴーヤ沿いの店。イメージ 3来るまで知らなかったのですが、鶏飯(けいはん)という奄美の郷土料理があるようで、それを食べました。
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その後はビッグⅡへ。
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先輩曰く、ここへ来れば何でも揃うと。たしかに何でも売ってました。ここで私はマリンシューズや海パン、ゴーグルを購入し、当初用意していなかった海へ入れる装備を手に入れました。
ビッグⅡ脇にあったかわいいどうぶつえんを覗きつつ、余った時間であるポイントへ(以後、この地点の名称を仮にシュンと表記する)。

他の人がチョウなどの虫をとったりしてる中、私は水路で水生生物を探すことに。水が溜まっている所にはシリケンイモリが多数いました。

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シリケンイモリ Cynops ensicauda
この先、遠征中は水のあるところではひたすらシリケンを見ることになります。

シリケンイモリがいるところとは別のところで砂礫を探してみると、早速ヒメドロが。
小さくて丸い。138によると、これはサトウカラヒメではないかと。
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サトウカラヒメドロムシ Sinonychus satoi
中島淳先生の湿地帯中毒のコラムに出てくるあれですね。まだこの本を読んだ時にはそれほどヒメドロに興味は持っていませんでしたが、138に少し教えてもらい始めてた時だったので、コラムの内容は結構印象に残ってます。
これまでに慶良間列島奄美大島でしか見つかってないそうで、まさか初日からこんな種が採れるなんて。びっくりです。なんかかなりレアなイメージを勝手に持ってます。

あとは、網に入っていた黒と白の模様の生物がなんかどこかで知ってるやつな気がするなーと思って138に見せてみると、これはアマミコチビミズムシであることが判明。
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アマミコチビミズムシ Micronecta japonica
どうやら、以前138に教えてもらった水生昆虫のサイトに載っていたのを見た際の印象が残っていたためのようです。綺麗ですもんね。
和名に奄美が入っていて良い感じ。

そんな感じで、初日から思っていた以上に成果が出ております。

この後は、これから宿泊する公民館、これから風呂で利用する奄美体験交流館、これから食料調達のために利用することになるスーパータイヨーへ。

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奄美体験交流館 ゴーヤ沿いにある。
夕食後は夜間徘徊に行きましたが、たしか大した成果はなかったと思います。車内でなにか視聴した覚えならありますね。

15日終了。つづく