あえて登山する18きっぷとの最終日

29日

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三原をでてまず向かったのは,すぐ近くにある尾道
尾道駅(建て替え工事中)
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細い坂道が沢山あるのは何となく知ってましたが,想像以上に坂きついし階段だらけ.
これは人が住むところではない.てか,この日も朝から暑い.暑過ぎる.
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くたくたになって駅に戻ってくると,改札付近にはゆるキャラが多数(邪魔).
そしてホームへ行くと大量のカメラや旗を持った人が.
え,なんかイベント?わざわざ撮影するような電車でも来るのか?
とよく分からないまま,とりあえず疲れていたのでベンチへ.

そしてやって来たのが
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なんかニュースで見た記憶のある豪華なやつ.瑞風が尾道駅に停車.
わざわざこれを出迎えるためにこんなにホームに集まっていたのか……(困惑)

なんでここまで人気?なのかよく分からないですね.私としては,向かいのホームに停まってたこういう普通の電車とか,あと山陽地方で最もよく見かけた真っ黄色の電車とかの方がシンプルかつ派手で好きですけどね.(あくまで個人の感想です)
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(黄色い方は下関のほうで撮ったもの)

さて,続いては倉敷駅へ.北口と南口を軽く眺めて,すぐに乗り換え.


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山陽本線を外れ,伯備線,そして総社で乗り換え桃太郎線へ.桃太郎線ってなんだよ(笑)
吉備線の愛称らしい.
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いい感じの田舎な列車が.写真を見ればわかりますが電化されてません.
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そして着いたのが服部駅
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駅前で出迎えてくれたシマヘビ
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さて,こっから6kmの登山が始まります.
駅を出た時点で既に暑い.先が思いやられます.
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あと1500m地点.あまりの暑さと疲れで発狂しかけていました.
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なんとか,到着.吉備史跡県立自然公園・鬼ノ城.
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写真を見ればわかりますが,ここまでは車で来られます.わざわざ登山する必要なんてないんです.はい.
さらにここから少し登ったところにあるのが,鬼ノ城の山城跡.
国指定史跡・鬼城山[きのじょうさん](鬼ノ城[きのじょう])
鬼ノ城は標高約400mの鬼城山に築かれた壮大で堅固な古代山城です.吉備高原の南端に位置しており,眼下の総社平野には集落が営まれ官衙(役所),寺院などが造営されました.また,古代の山陽道が東西に走り吉備の津(港)から瀬戸内海への海上交通も至便であり,まさに政治,経済,交通上の要地を一望できます.
鬼ノ城の山容は擂鉢を伏せたような形状をし,山頂付近はなだらかな斜面となっていますが,山の八~九合目より以下は著しく傾斜しています.この山頂部との傾斜が変化する部位に城壁が築かれ,全周約2.8kmに及んでいます.
城壁は版築工法により築かれた土塁が主体をなし,城門が4ヶ所,排水機能をもつ水門が6ヶ所,また石垣などにより構成されています.
……以下略 (総社市教育委員会の看板より)
ちなみに,この鬼ノ城やその周辺は,桃太郎のルーツとされている温羅と吉備津宮命の温羅伝説の舞台となっており,鬼ノ城はまさに鬼の居城だったというわけです.調べると色々とこの地域に伝わる話が出てきて興味深い.
車で行く機会があったら伝説にまつわる地を回ってみるのも面白いかもしれません.
調べていて一番気になったのは,鯉に化けた温羅が捕まった場所にある鯉喰神社ですね.こんな名前の神社があるなんて.

こちらは角楼跡.現在では展望台の一つに.
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展望台から西門側を見た様子.少し霞んでいますが,麓を望めます.これだけ登ってきたわけですね.
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山頂はどうやらこの休憩舎のあたりのよう.
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さて,これ以外にも先ほど載せた説明にあるような様々な山城跡の遺跡があるわけですが,そこまで見て回るほどの体力も時間ももう残されてはいなかったので,昼飯を食べて下山.

つづいて着いたのは岡山.暑い.どこ行っても暑いなおい.
さすがにもう歩く気も起きないので,路面電車で移動.
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烏城公園にある岡山城
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岡山市街と後楽園の間を流れる旭川.後楽園を回る余裕はなかったので行きませんでした.
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さて,この日はその他に川へ行ったりもして,旅も終わり.
姫路で新快速に乗ってしまえばもう安心.
……なんて思っていたら,遅延の為に,姫路駅で1分乗り換えの接続予定だった新快速に乗れず.接続要請をしたけどダメでしたという車掌のアナウンス.えぇぇ……要請を受け入れてくれないなんて悲しいなあ.
結局,姫路では次発の新快速が野洲行とか言う意味のないものだったりもして時間ができたので,駅そばをいただくことに.もう終電に間に合うのであればなんでもいいやということでのんびり帰りました.

さて,2泊3日の旅はこれで以上.一人旅というのはなにもかも自分のしたいような行程にできるし,基本的に何かあっても他の人には影響しないので気楽で良いもんですね.
数人で行く旅行とはまた違った楽しみが沢山あります.



完……と思いきや,次回・採集編.