多摩川水系魚類採集 6/17

今日は久しぶりに採集に行ってきました。
5月末以来ですかね。今日は個人採集だったのですが、個人の採集だとかなり久しいことなんじゃないかと思います。
 
採集ポイントをどんどん見つけていきたい、というところですが、今日したのは個人的に行っている研究の調査。研究とか言っちゃうと大げさかもしれませんが。
 
なんだかまだ雨がポツポツしている中、出発。
 
10時半ごろ、最初の地点に着。
今日はかなり暑くなると予報で言っていましたが、このとき既に湿度がはんぱなくて超蒸し暑かったです。
イメージ 1
この場所でやったのは、何となく川に行きやすそうだったからですが、ここは異常に滑りやすい。
こういうところはあまり好きではないんですよね。
そういえばまだ網が壊れたまま・・・。
 
最初捕れたのはアブラハヤ、ウグイの幼魚。その後は大きめのアブラハヤが結構いました。
イメージ 2
アブラハヤ  Rhynchocypris lagowskii
今、撮影容器が学校にあって、魚がちゃんと撮れないんですよねぇ。
 
あまり魚も捕れなくなってきた頃、水中に動く物体が。
イメージ 3
ミシシッピアカミミガメだ。いやぁ、お前なんでいるんだよ、こんなところに。
 
カメとふれあい、その後は下流側に行きました。 (カメとの触れ合いに関しては別の記事で。)
下流にはホトケドジョウとヒガシシマドジョウが。
この川はホトケもいるのか・・・。
 
昼飯を食べ、次の場所へ
 
気づけば雲の隙間から日差しが。といっても雲がおおくて全然晴れてこない・・・。
でも凄い暑いので、川に入るとちょうどいい感じ。
 
この場所は先ほどに比べて小さい個体しかいないのですが、アブラハヤ、ウグイが多数みられました。ただ、さっきはアブラハヤの方が多かったのが今度はウグイの方が多かったです。
そしてこの場所では、先ほど一匹だけいたホトケドジョウが5匹くらい見られました。こんなあちらこちらにホトケがいる川っていいですね。上流だから水もきれいなんでしょうね。
イメージ 4
ホトケドジョウ  Lefua echigonia
しかもかなりデカい。デカイヤツは全長75mmくらいありました。
 
あとここでは、先程は見なかったジュズカケハゼ関東固有種が。
イメージ 5
“ジュズカケハゼ関東固有種” Gymnogobius sp.
 
ということで次の場所へ。
 
 
さぁ、続いての場所。
大きな魚が沢山群れている・・・。まぁ、早すぎて取れませんが。
そして、ここでは、まず今まで見なかったカワムツの幼魚が捕れました。泳いでいる大きな魚はよく見るとカワムツも含まれている様子です。
川岸をいじっていたところ、いっぺんにデカイ魚が大量に入った! ウグイやらアブラハヤやらカジカだか。
ということで5分程度で採集は終了。
早すぎる気もしますが、色々と寄りたい場所があったのでこれくらいでいいでしょう。調査の結果が出ればいいのでね。
この場所での成果☟
イメージ 6
 
イメージ 7
ウグイ  Tribolodon hakonensis
 
そして、もう一ヶ所も見て、ウグイが群れているのを眺めて今日は終了しました。
 
なんといっても水が気持ちよかったのと、調査のわりに色々と魚がみられてよかったです。
 
【成果】全地点の計
・アブラハヤ・・・25~
・ウグイ・・・16
カワムツ・・・1
・ヒガシシマドジョウ・・・3
・ウキゴリ属の一種・・・2
・カジカ大卵型・・・2
・コイ(目視)
 
 
【おまけ】コイ科魚類の稚魚(おそらくアブラハヤ)
イメージ 8
拡大してよく見てみるとたくさんいますよ。