備前・大ケ池に大量のフナ 1万匹以上、黒い帯のよう

備前・大ケ池に大量のフナ 1万匹以上、黒い帯のよう

 備前市の大内と伊部にまたがる農業用ため池・大ケ池(約16・8ヘクタール)の縁に、おびただしい数のフナが連日集まり、地元住民の間で「今まで見たことがない」と話題になっている。
 フナは体長約15~20センチ。住民によると1週間ほど前から同池北の縁に群れをなしている。数にして1万匹以上とみられ、ひしめく姿はまるで黒い帯のよう。池の前に住む同市内の男性(60)は「フナは集まってただじっとしている。酸欠で苦しんでいるようにも見えない」と不思議がる。
 川魚の生態に詳しい神戸学院大の前畑政善教授によると、この時期のフナは底にいて、水面近くで群れるのは珍しいという。「深い場所の方が温度も安定しており居心地は良いはずなのに。なぜなのか見当がつかない」と話している。
イメージ 1

山陽新聞 2013/1/26 8:30)