本来昨日やる予定だったのですが、雨の予報が出ていたので今日に延期。しかし、延期後に天気予報が変わって今日が雨に当たってしまったわけです。
今朝の予報だと「朝は弱く降ることもあるが、日中は曇りで、夕方からは雷雨になる所もある」というものだった(と私は解釈していた)ので、なんとかなるだろうと思っていたのですが、話が違いました。
昼ごろ本降りの雨にしばらく遭ってしまい、色々濡れました。
まぁそれでも採集は出来たので、成果も出ました。
まず川の様子。
あまり流れの無いところでは魚がかなり泳いでいるのですが、だからと言ってそれが捕れるわけでもないので、ひたすら石の下を探すことに。そしたらオイカワ、カワムツに加えウグイやアブラハヤ、ヒガシシマ、カワヨシ、スジエビなどが。今日はなんだかスジエビが大量でした。ヌカよりも遥かに多かったような。抱卵個体もいくつか見られましたねぇ。
流れのあるところの採集はカジカ大卵型やアカザ、ヨシノボリ類が捕れるんだと思いますが、なんか無駄に体力使ってまで捕ろうとも思わなかったので、スルーしながら川を渡って別の場所へ。今日はいろんな所へまわって出来るだけ多く種類を見たかったというのもありましたので。
まぁ後輩がやってるからなんとかなるだろうということで。一応やった人達は捕れてたみたいです。
実は以前ここではヌマムツを2匹確認した場所。もしかしたらもしかするかもしれないなぁということで、若干いつもより粘って魚を網に入れて確認していきました。
そしたら・・・
いましたよ。無数のカワムツに紛れて、ぱっと見で色、雰囲気が違う個体が。
ヌマムツ Nipponocypris sieboldii
これは大きい。多摩川水系では3例目。成魚サイズを捕るのは初めてかな。
カワムツに似てるのでそんな大した事無いかというと、私にとって、ヌマムツっていうのは長年捕れなかった種として特別な存在となってますので他の人より興奮していたと思われる・・・
その後、カワムツ幼魚の中に紛れてました。
ヌマムツ
4例目ですかね。
結局多摩川水系ではヌマムツはどのような生息状況なのか、謎です。
この地点の特定の場所でしか捕れていない。そしてどこかしらで繁殖している可能性が十分ありうる。
もう少しこの周辺で詳しく採集してみないと分かんないです。
そしてこの場所をあとに。
以前深い池のような地形だったところは工事で埋め立てられ、特に何も出来ない。下流に行くと水はありましたが、コイが泳いでいる程度。
そしてそれに隣接したところ。最近まで河原だったような場所だけど今は水のある場所があったので行ってみました。
浅いけれどとりあえず石をひっくり返してみたら、
ムギツク Pungtungia herzi
ムギツクの幼魚が入りました。これはもっと探して見よう、ということに。
そういえばここでミナミメダカが泳いでいました。和名が変わってから初捕獲です。
カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus
このとき雨が降ってきてしまっていたので今日の採集はこれでおしまい。
あとは計測とかをやって、今日の活動は一応おわり。
まだ少し時間も早めだったので近所のサクラを眺めに行きました。
【成果】個人
・オイカワ・・・50~
・ヌマムツ・・・2
・カワムツ・・・30~
・ウグイ・・・4
・アブラハヤ・・・10
・モツゴ・・・1
・カマツカ種群・・・3
・ヒガシシマドジョウ・・・3
・ギバチ・・・5
・アカザ・・・1
・ミナミメダカ・・・3
・ジュズカケハゼ関東固有種・・・3
・カワヨシノボリ・・・25~
・コイ(目視)
・ヌカエビ
・スジエビ
ほか、ニゴイ、カジカ大卵型など