日野市の市民会館に爆破予告電話　イベントが途中で中止に　威力業務妨害容疑で捜査

　東京都日野市の市民会館「ひの煉（れん）瓦（が）ホール」（同市神明）に１３日、男の声で２回にわたり爆破予告の電話があったことが警視庁日野署への取材で分かった。通報を受けた同署が調べたが不審物は見つからなかったといい、威力業務妨害容疑で捜査している。

　同署によると、１３日午前１０時２５分ごろ、男の声で「市民会館を爆発させる。３時までに２回」と電話があり、同３４分ごろにも男の声で「舞台などを爆発させる」と電話があった。

　日野市によると、同ホールなどではこの日、「ひの新撰組まつり」が開催されていたが、爆破予告を受けて急（きゅう）遽（きょ）イベントを中止し、予定していたパレードのコースを一部変更した。

　イベントは１２日から２日間の日程で開催され、１３日には約１万３千人が集まっていたという。

爆破予告:新選組まつり会場に　全員が避難−−日野　／東京

毎日新聞　2012年05月14日　地方版

　１３日午前１０時２５分ごろ、日野市神明のひの煉瓦ホール（旧称・市民会館）に年配の男の声で「会館を爆破させる。午後３時までに２回」などと電話があった。

　約１０分後にも同様の電話があり、通報を受けた日野署員が現場付近を探したが、爆発物は見つからなかった。悪質ないたずらとみて威力業務妨害容疑で調べている。

　市によると、同ホールは「ひの新選組まつり」の開催中で、当時は周辺も含めて約３０００人の人出があったという。

　正午過ぎに署員の呼びかけで全員が避難し、午後のイベントは中止となった。

〔多摩版〕

１３日午前１０時２５分頃、「ひの新選組まつり」の会場となっていた東京都日野市の「ひの煉瓦 ( れんが ) ホール」（市民会館）に、男の声で「会館を爆発させる」と電話があり、職員が日野署に通報した。

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　約１０分後にも同様の電話があり、署員がホールと、隣接する日野中央公園などの来場者を避難させて調べたが、爆発物は見つからなかった。同署は威力業務妨害事件として捜査している。

　この騒ぎで、実行委員会は正午以降の同公園でのイベントを中止。新選組隊士にふんして市内をパレードしたファンが一堂に会し、同公園で勝ちどきを上げる「帰陣式」なども見送った。

（2012年5月13日19時20分読売新聞）