震災がれき 来月中旬に受け入れ 日野市の清掃工場で焼却

宮城県女川町からの震災がれき受け入れについて、日野市の馬場弘融(ひろみち)市長は二十八日、六月中旬から市の清掃工場で焼却する考えを示した。市長は記者会見で「日野市が震災でやられた時にどうするか考えると、必要なこと」と説明した。

 多摩地域で受け入れ予定の七清掃工場での焼却はまだ始まっていないが、「修理の予定など、それぞれの事情がある。同時に受け入れを始める必要はない」とも語った。会長を務める都市長会として、八月に宮城県を訪れ女川町長らと会談するという。
 焼却灰のエコセメント施設を運営する東京たま広域資源循環組合も二十八日、本紙の取材に、組合と日の出町、施設周辺住民の三者で、灰の受け入れに必要な特別協定を近く結ぶことを明らかにした。
 
2012年5月29日 東京新聞