水中撮影―ウグイ、カマツカ、ヒガシシマドジョウ、オヤニラミなど

水中写真紹介第三弾。カワヨシ、ムギツクに続いて、今回はその他見られた魚類を紹介していきます。

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ウグイ Tribolodon hakonensis
中央の魚がウグイ。その下の幼魚はカワムツです。左端にいるのはカワヨシノボリ
そして、
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そのウグイが餌を探している様子です、地面をつつく仕草をしながら泳ぎ回っていました。

続いてはこちら。
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カマツカ Pseudogobio esocinus esocinus
突如出現した巨大なカマツカ。じっとしたまま動きませんでした。
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そんなカマツカの近くには、ヒガシシマドジョウがいました。その上を泳いでいるのはカワムツの幼魚です。

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ヒガシシマドジョウ Cobitis sp. BIWAE type C
ヒガシシマドジョウは砂地に特に多いですが、このような礫ばかりのところにも止水っぽいとけっこういます。
写真のように普通に石の上などにいる個体もまぁまぁいますが、石の陰や藻に隠れている個体も少なくないと思います。

ムギツクやニゴイが私の方にやってきていたころ、もう一種類来ていたヤツが。
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オヤニラミ Coreoperca kawamebari
横を通過していき、どこかに行ってしまいました。

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ムギツクが群れている中を拡大したもの。今までは幼魚ばかりだったカワムツですが、成魚が写っています。そして、もう一匹、コイが潜んでいるのには皆さんお気づきでしょうか。

大体写真はこれくらいです。今まではちょっと底でじっとしているヨシノボリやヌマチチブを撮っていたくらいでしたが、今回は良好な環境があったために、これだけ多くの魚種をカメラに収めることが出来ました。当初はカワヨシが何枚か撮れればいいくらいに思っていてまさかこんなに多く見られるとは思っていませんでした。
素人の写真なので見るに耐えないものだとは思いますが、自分なりに満足しているのでいいです。

今回はいつもみたいに網を振り回すのではなく、じっくりと魚たちの暮らしを覗くことで色々分かった気がします。
池のような水溜りという場における各種類の生態が分かり、参考になりました。群れながら泳いでいる姿を見るとなんか癒されたりも。
特に、個体数の多かったムギツクは、普段どんな風にしているか分かりやすかったと思います。草の陰にまとまって静止していたり、石の下に隠れたり、何匹かでまとまって餌を探したりと、多様でした。

ということで、これからも様々な面から観察していけたら良いです。



水中写真紹介(12/10/14 多摩川水系で撮影)
ウグイ、カマツカオヤニラミなど