富士川水系採集 8/9

8月9日~13日にかけて、甲信地方方面へ行ってました。
9日と13日には採集してきましたんで、この記事ではまず9日のことを書こうと思います。

場所は富士川水系のとある地点。大きく分けて、川の本流での採集と、河原での採集でした。河原には湧き水で出来た池や小川がありました。

ということで、まずは本流での採集のことから。
捕れたのは基本アブラハヤ。ひたすらアブラハヤ。ヤマメなんかもいましたが、基本アブラハヤで、少しカジカ大卵型を見かけたという感じ。
あ、あとヨシノボリ類がいました。よく見てみると、カワヨシ。富士川水系カワヨシノボリの分布の東端に位置してますからね。自然分布の話ですが。
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アブラハヤ、カジカ大卵型、ドジョウ種群、カジカガエルなど

他、本流の浅瀬や流れの緩やかなところには多数のオタマがいました。どうやらほとんどがカジカガエル幼生だったよう。
あとはモンキマメゲンゴロウ的なのが1匹いた程度ですかね。

続いて河原。
まずそこらじゅうを飛んでいたのはトノサマガエル。ヤマアカも少しいました。多分探せばニホンアマもいたんだろうと思います。
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トノサマガエル、ヤマアカガエル
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池は、かなり水が温かくなってましたが、色々いました。
魚類では、ドジョウ種群。
水生昆虫だと、オオコオイムシ、マツモムシ、ミズカマキリとか。
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コオイムシだかオオコオイムシだか私にはよく分かりませんが、体長が25mm近くあるようなのでオオコオイムシでいいのかな。

そしてここではこんなのも。
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いつもサンショウウオ観察ばかりなので、最初はなにかのサンショウウオの幼生と思い込んでしまっていましたが、それっぽいサンショウウオも見当たらず。それもそのはずで、アカハライモリの幼生でした。言われてみれば、ああ、イモリだな、と言う感じ。イモリの幼生とか捕ったことなかったと思うので、頭の中で候補に出てきませんでした。

大体ここでの採集はこれで以上。多様な種が見られて楽しかったです。


※この記事の執筆にあたり、両生類の同定については後輩のコム氏に全面的に協力をいただきました。

【成果】
ヤマメ
アブラハヤ
ドジョウ種群
カジカ大卵型

トノサマガエル
ツチガエル

マツモムシ類
モンキマメゲンゴロウ
ほか