魚・水生昆虫採集 11/7

今日も例の彼と採集へ。


最近は湿地ばかりで飽きてきたので、今度は池を目指すことに。しかし、狙った池はどれも期待外れ。しょうがないので池の脇を流れていた沢でヒメドロ探し。
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水が少ない割に、ホトケドジョウが沢山泳いでいました。ここでは今まで発見したことがない種類と思われるヒメドロを捕獲。羽全体が赤く、マルヒメツヤドロムシっぽいです。
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その後、移動中に見つけたよさげな川へ。
ここは水草が茂りまくったところ。高校の近くにあった用水路をパワーアップしたみたいな感じ。入ってみると、予想外に深い。股の上まで浸かってしまった。
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こういうところはそれほど多くは捕れないのが普通。でも種数の多さには期待できます。
だいたい捕れるのはアブラボテやカワヨシ。他にはヤリタナゴやタモロコなど。
アブラボテやヤリタナゴに混じって、なんか雰囲気違うなっていう個体が捕れました。カネヒラかな
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あとは終盤にヒガイが入り、満足。やっぱ綺麗だね。
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魚を入れたバケツを自転車に載せていたら自転車が倒れて悲惨なことになったり、箸を持って来るのを忘れて飯を食べるのに苦戦したりとえらいこともありましたが、気を取り直して午後は別の場所へ移動。

今度は伏流で流れが断続的になっている川へ。
なぜか途中から川が泥のようなもので非常に汚くなっており、疑問に思っていたところ、ワカサギが川を泳いでいました。
おそらく、上流の湖の水を抜いた結果、湖の魚や土砂などが流れてきたのだろうと思います。だって普通この辺の川でワカサギは泳いでないはずだもの。

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少しずつ場所を変えていくと、流れがなくなって水溜りがいくつもあるところに来ました。水溜りを覗いてみると、魚が大量。取り残されていました。もう水がなくて湿っているだけのところには死んだ魚や死にかけの魚が多数。もう水がほとんどないのにカワヨシやアカザが生きていたのには驚きました。恐るべき生命力。
最近まとまった雨は降ってないので、これは湖の放水のせいだと思われます。つまり人為的なもの。となるとなんだか悪い気がしたので、生きているやつは出来る範囲で救出しておきました。

砂の多い水溜りでヒメドロを探してみようとしたところ、砂の中から魚が。そう、カマツカ。砂をあさるとどんどん出てきました。すごい数。
これは捕るしかないだろうということで、手づかみでカマツカを捕まえることに。
もういくら捕ってもカマツカがいなくなることはなく、切りがない。
なんとか無理やり切りをつけて移動した先で再びヒメドロ探しをするも、捕れず、すぐにスーパーカマツカタイム突入。
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最終的に、気づいた時には手元に50匹弱のカマツカが。一度にこれだけの量のカマツカを見たことはありません。

その後流れのある場所でヒメドロ探し。いつものヒメツヤが何匹か捕れた......と思ったら、実は2匹真っ黒な個体が混じっていました。ホソヒメツヤ?

だんだん暗くなるにつれて変な虫のたかる量も増えてきて体中が痒くなり、耐えられなくなったので急いで帰る準備。蚊より小さなやつが刺しまくってきたんです。

帰りに道を間違え大きく遠回りしてかなり疲れましたが、今回はなんだか刺激的な内容でよかったです。

[確認魚種]
ワカサギ
アブラボテ
ヤリタナゴ
カネヒラ
アブラハヤ
タカハヤ
タモロコ
イトモロコ
カワヒガイ
ニシシマドジョウ
ドジョウ種群
アカザ
ドンコ
スナヤツメ北方種または南方種

 

2016.02 訂正
記事中でシロヒレタビラと表記していた個体は、正しくはカネヒラです。