8月6日
この日は帰るだけ……のつもりでしたが,せっかく時間があるしここまで来ているのならということで,数日後行こうと思っていた琵琶湖博物館へ急遽向かうことに.
時間が限られているので,まずは水族展示へ.現在水族企画展示室で開催中なのが,こちら.
大どじょう展 ~滋賀のドジョウ・日本のドジョウ~
日本に生息する33種・亜種のうち27種類の生体が展示されており,一度に見ることのできる貴重な機会です.
春には九州で本家の大どじょう展が開かれていましたが,そちらには残念ながら行けなかったのです.なのでどうしてもこちらには来ておきたかった.
滋賀県で最後に採集されたアユモドキ
ヒョウモンドジョウ Misgurnus sp. OK
今年出た「日本のドジョウ」で和名が付けられた,南西諸島固有の2種と関東以北に分布するクレードA.
やはりこれは見ておきたかった.キタは実は過去に捕ったことがあってもおかしくないですが,南西諸島のものはそんな簡単に拝めるものじゃありませんからね.
アリアケスジシマドジョウ Cobitis kaibarai
オオガタスジシマドジョウ C. magnostriata
(下は常設の水槽個体)
ドジョウ属だけでなく,もちろん滋賀をはじめとした九州固有のシマドジョウ属なんかも多数展示されていました.見慣れない模様をしたものが多数おり,惹かれます.
さて,常設の水族展示へ.
リニューアル前と同じく沢山のフナを眺めることができてよいですね
展示されている生物種自体はそれほど変わってはないと思いますが,説明やレイアウトが一新されており,とても新鮮な気持ちで展示を見ることができました.
説明パネルがどれもとても良くなっていて,最新の知見も盛り込まれて素晴らしいものに.
突然金尾先生の魚屋が現れた時は驚きました.
ふなずしの匂い体験とはこれまた攻めてますなあ.
さて,電池残量を気にしながら撮影しまくっていたら,その前に撮影枚数が上限に達してしまうという事件が発生したので以後スマホのカメラ.
ゴリヤン Phoxinus phoxinus
いわゆるミノー(minnow)と呼ばれるコイ科魚類.学名を見ればわかりますが,日本のアブラハヤやタカハヤなんかと近縁なわけですね.たしかに,雰囲気がかなり似ています.顔つきなんかも.
時間もないので足早にA,B展示室へ.こちらはリニューアルはまだしてないのかな?でもなんかいつも時間をあまりとっていなかったせいか,内容をよく読むと色々知らないことが沢山あって勉強になりました.
以前見学した頃に比べて,多少は知識がついたり興味の幅が広がったりしてるからですかね.
そして今書いていて気付いたのですが,リニューアルしたC展示室を丸々見るの忘れてました.ああああああああ……
また行かなきゃ.こんどはもっと時間に余裕のある時にでも.
琵琶湖は本当に面白いところなので,なんど来ても飽きません.
琵琶博も同様(個人的には岐阜にある某水族園より琵琶博の方が好き).
ということで2017夏の琵琶湖遠征はこれで終了.