魚・水生昆虫採集 11/21

今日は例の彼・なんでも食べちゃう彼の3人で川へ行ってきました。


今回の狙いは、以前2個体だけ捕れたらしいヨコミゾドロムシの生息状況を明らかにすることなど。まずは夏季休暇中に例の彼と行った場所へ再び行きました。

魚はそれほど多くは捕れず、アブラハヤやイトモロコ、カワヨシノボリなど。
一方のヒメドロの方は、ヨコミゾが流木などに張り付いているとのことなので、その辺にあった手軽な流木を網の上でゆすってみたところ大量に捕れました。
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ヨコミゾドロムシ
上の写真は深度合成していないので翅にしかピントが合っていませんが、この個体は黄色い線がはっきりと入った綺麗なやつ。
思ったよりもあっさりと沢山見つかった上、その後も流木に限らず石や根などから確認されました。全て短翅型という珍しいほう。


移動、2か所目へ。先ほどよりも下流っぽい環境のところ。
まずは魚。先ほどよりも砂地が多いということで、カマツカ種群の数が増加。あとはカマツカと体色・模様の似たゼゼラが多数。
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カマツカがカッコいいのに対して、ゼゼラはかわいい。いいね。
ある程度やったらヒメドロへ移行。
先程のようにヨコミゾだらけということもなく、だからといっていつも捕れる普通種が多数というわけでもなく。でも場所によってはヒメツヤが。
その後ヒメツヤやツヤドロムシ属をいつも捕っているような砂利のところで1匹ヨコミゾが入り、少し驚きました。終わり際、石に付いた草か何かからヨコミゾが追加で得られたよう。


昼飯、移動、3か所目へ。先ほどよりも下流っぽい環境のところ。ここは以前一人で来たことがある場所。でもあの時は増水時だったのでかなり様子が変わってました。浅くなっていたために採集ポイントが川中央側の深い方へ移っていたわけです。
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水草がとにかく大量に茂っているので、ひたすら漁っていきました。ウキゴリやヨシノボリ類が大量に捕れる中、ここでこちらへ来て初確認のウグイを捕獲。ウグイはこれからの時期捕れるようになるのかもしれません。
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ウグイ


ここではほかに、今日捕れていなかったモツゴやミナミメダカを追加。
ヨシノボリ類は後でよく見てみたら大半が旧トウヨシでした。

深いところへも躊躇せずに行った結果、また股上まで浸かってしまいました。あとでお腹が冷えてつらかった。

ここでは私はヒメドロへは移行しませんでしたが、例の彼によるとここでもヨコミゾが多数取れたとのこと。ここでは短翅型に混じって長翅型がわずかに捕れたようです。これは最近までホソヨコミゾドロムシという別種とされていましたが、DNA解析の結果、同種、シノニムだったらしいです。
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ヨコミゾ(短翅型)と旧ホソヨコミゾ(現・ヨコミゾ長翅型)を並べてみると、やはり肩の出っ張りが全然違います。これが同種と言うのは驚き。ちなみに旧ホソヨコミゾの方は体表にゴミか何かがついています。


寒い寒い。移動、4か所目へ。
ここはこの前来たイブシアシナガドロムシだらけのところ。例の彼がイブシを飼育して実験するということなので、多くの個体を得るためにまた来ました。
もう魚はやらずひたすらイブシ探し。短時間でしたが、自分だけで40匹弱は集まりました。
前来たときはツヤドロムシ属がいなかったんですが、今日は1匹だけ見つかったようです。
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イブシ玉

三連休初日からかなり疲れました。1日に4か所はまわり過ぎ。無謀。
これからはもう少しまわる場所を減らそうという話になりました。

[確認魚種]
フナ類
イカ
ウグイ
アブラハヤ
タモロコ
ニゴイ類
イトモロコ
ゼゼラ種群
ドジョウ種群
ミナミメダカ
ウキゴリ
ヨシノボリ属の一種(旧トウヨシノボリ)

[水生昆虫]
イブシアシナガドロムシ
ヒメツヤドロムシ
ヨコミゾドロムシ
ツヤドロムシ属
キベリマメゲンゴロウ ほか